日本共産党 参議院議員 党副委員長
山下よしき

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水際対策、自治体への財政支援の強化を 外来生物法改正案質疑 

参議院環境委員会 2022.5.10
資 料 動 画

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(写真)質問する山下芳生議員=10日、参院環境委

日本共産党の山下芳生議員は10日の参院環境委員会の外来生物法改正案の質疑で、侵略的外来生物対策には水際対策の強化と駆除の現場を担っている自治体への財政支援が必要と主張しました。

山下氏は、人類が存続していく上で不可欠な生物多様性が急速に失われている原因の一つが侵略的外来生物だと指摘。地球上で最悪の侵略的植物と呼ばれるナガエツルノゲイトウの淡路島の兵庫県洲本市のため池での駆除作業は、地元農家や住民・市民団体・行政・学生ボランティアの力も借りて5カ月間行ったと紹介し、「小さな断片でも異常な繁殖力を持つので、多大な労力が必要」と述べました。

同じく異常な繁殖力を誇る琵琶湖のオオバナミズキンバイでも、「機械力と人力が必要で、数百人ものボランティア学生が胴長を着て腰まで水につかって重労働をしている」と紹介しました。

山下氏が、法改正を機に自治体への財政支援の強化が必要だと迫ると、山口壮環境相は「現在の予算額では不安なところもあり、必要な予算の確保に努めていく」と答弁。山下氏が外来生物対策で重要な水際対策の体制の強化を迫ると、山口環境相は「人員の確保、体制の強化に努める」と答えました。

【議事録】

○山下よしき 日本共産党の山下芳生です。
外来生物法は、生物の多様性の確保を目的としています。生物多様性とは、地球上の生物が様々な環境に適応して相互に関係を持ち、多様に存在していることを意味します。それは、人類を含む全ての生命の生存基盤を整えるとともに、人類に様々な恵みをもたらし、人類が存続していく上で不可欠のものであります。具体的には、生態系サービスという言葉で理解されています。
環境省、生態系サービスとは具体的にどういうことか、簡潔に説明いただけますか。

○環境省 自然環境局長 奥田直久 お答えいたします。
私たちの暮らしは、多様な生物が関わり合う生態系がもたらしてくれる恵みによって支えられていると理解しています。これらの恵みのことについて、生態系サービスと呼ばれるものと理解しております。具体的には幾つか分類されて、供給サービス、調整サービス、文化的サービス、基盤サービスと、この四つに分類されて理解、説明がなされているものというふうに理解しておるところでございます。

○山下よしき 水や空気、木材、繊維、それから医薬品の原材料などが提供されているということですが、山口環境大臣、生物多様性の意義、重要性について大臣の認識を伺いたいと思います。

○環境大臣 山口壯 生物多様性というのは、我々、今、気候変動とかも全部含めて、やっぱりこの自然を大事にしていくことによって調和が保たれるという原点にたどり着こうとしているんだと思います。そういう中で、この生物多様性の話、あるいは先ほどおっしゃっていただいた生態系サービスの話、これも人間がどういうふうに幸せになれるか、今、産業革命以降いろいろと、自分さえ良けりゃ、もうかりさえ良けりゃ、今さえ良けりゃと、この辺がやっぱり本来の姿に戻っていく、そのうちの一つとしてこの生物多様性の議論もあるんだと思います。
おっしゃっていただいた生態系サービスについては、それを共有することによって我々人類が生存していると。そういう意味で、生物多様性は人類の存続の基盤だと言っていいと思います。人類の生存に不可欠な生物多様性を適切に保全し、次の世代も生物多様性がもたらす恵みを受け取れるよう、我々が知恵を絞って行動を続けなければならないと考えます。

○山下よしき 実は、日本列島は生物多様性の宝庫であって、絶滅危惧種の多くが集中するホットスポットでもあります。世界的に見て恵まれた立場であるとともに、責任ある立場でもあると考えます。
その生物多様性を脅かしている原因の一つが外来生物です。今日は、特定外来生物の防除がどれほど大変か、事務所スタッフの現地調査も踏まえて紹介したいと思います。
まず紹介したいのは、地球上で最悪の侵略的植物と呼ばれている南米産のナガエツルノゲイトウが農業用のため池で繁殖してしまった兵庫県の淡路島、洲本市の事例であります。
2020年の10月に、洲本市のため池、本田池でナガエツルノゲイトウが発見されました。近隣のため池に比べて水草が異常に発生していることに違和感を覚えた農家の方が、地域の長老や様々な機関に相談したんですが、この水草が何か分からなかったそうです。県の専門家によってようやく特定外来生物のナガエツルノゲイトウだと判明しました。

資料1、2は、兵庫県のいなみ野ため池ミュージアム運営協議会が作成したナガエツルノゲイトウに関する注意喚起のリーフレットであります。これ見ていただいたら分かるように、茎の長さが一メートルを超え、水面をマット状に広がる植物で、駆除するときに気を付けることとして、

二枚目にありますが、小さな断片でも節や根が残った場合、そこから新たな根と芽が出て成長します、必ず根はしっかり最後まで取り、小さな断片まで残さず回収袋に入れ、落としたりしないでください、水路など下流に流すと生育地が広がります、全てを引き抜くことはほぼ不可能なので、可能な範囲で除草した後、遮光率一〇〇%の遮光シートを隙間なくかぶせ、枯死するのを待ちますと、こうあります。非常に厄介なわけですが、

資料3を見ていただきたいんですが、洲本市の本田池では、発見当初、水面の三割程度だった水草が瞬く間にため池全体を草むらに変えるほど大繁殖しました。地域の農家や住民の方は、ナガエツルノゲイトウが池から流れ出てしまわないように排水口をネットで覆うなどの対策を施しましたが、しかし、二〇二一年六月には池周辺の田畑に飛び火をいたしまして、写真にあるように、夏野菜の間に生えたナガエツルノゲイトウは手作業で防除を行い、のり面には繁殖防止のためのシートを張りました。さらに、二〇二一年十一月から池の水抜き作業を始めたんですが、

資料4にあるように、資金的に大型ポンプを購入できなくて小型ポンプとホースをつないで作業したため、水抜きには時間が掛かったそうです。水を抜いた後、専門家の指導の下、ナガエツルノゲイトウを根から引き抜いて乾燥させ、池の中で焼却いたしました。その作業と並行して、繁殖防止のために、再繁殖防止のために池の底に遮光シートを張る作業を実施しました。農家や住民、水利組合、市民団体、大阪、兵庫の大学の研究者、行政、NPO法人、国際ボランティア学生協会、IVUSA、イビューサというそうですが、や、洲本高校の学生ボランティアの力も借りての大規模な作業となりました。一連の作業に五か月を要したと聞きました。

資料5、現在の状況ですが、このため池に今水を張って、その一部をネットで囲ってナガエツルノゲイトウの対策の研究が行われています。そのために一年間農業用水として使えないので、農家の方は近隣のため池を利用できるよう調整したそうであります。協力してくれた専門家の先生方は手弁当です。ホウレンソウやチンゲンサイなど冬野菜を栽培する農家の方は、防除作業を優先したために収穫作業ができず、現金収入が途絶えたといいます。しかし、このナガエツルノゲイトウを防除しなければ多くの農家に被害が及ぶので防除作業を優先したということでありました。この防除用の資材も、作業の中心となっている別の農家の方が自身の畑で使用するネットやシート、くいなどを提供されたわけで、その費用は約五十万円に上ると聞きました。
山口大臣、淡路島では、このように農家や住民、専門家、ボランティアの皆さんの尊い努力によって特定外来生物の防除を行われていますが、こういう実態に対する大臣の御感想、いかがでしょうか。

○環境大臣 山口壯 今拝見して、ナガエツルノゲイトウが水面を覆い尽くしている、で、そのことによって他の水生生物の生息、聖域に悪影響を与えている、生態系等に係る被害を及ぼすということがよく分かります。
御指摘のその淡路島の例も含めて、各地で苦労しながら防除に取り組まれているということは承知しており、御尽力いただいている方々に対して心より敬意を表したいと思います。
このような各地域での取組が特定外来生物による被害拡大を防ぐ上で重要であることはもう当然です。その意味で、この地域の取組に対して必要な支援を行えるよう、努めてまいりたいと思います。

○山下よしき 本当に私、これ聞いて頭下がりましたよ。もし、手弁当ではやらないとか自分の収穫の方が大事だというふうに、この方々がそういう立場に立っちゃってしまっていたら、一体このナガエツルノゲイトウはどうなっていたんだろうかと、背筋が寒くなる思いがいたします。
残念ながら、やっぱり手弁当なんですよ。確かに、県の職員の方が参加をされまして、昨年度、県の予算で幾らか出ました。今年度も今申請されているそうですが、環境省の予算は今のところ出ていないということでありました。私は、生物多様性の確保という崇高な目的の達成が自己犠牲やボランティア頼みで成り立っているということは、これは政治として考えなければならない、そう思いました。
もう一つ紹介します。日本最大の湖であり、生物多様性の宝庫である琵琶湖で起こっている問題を紹介したいと思います。
琵琶湖を抱える滋賀県は、ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例や、滋賀県外来種リスト、生物多様性しが戦略を制定するなど、生態系の保護、外来生物対策では先進県の一つであります。長年、名物のフナずしの材料になるニゴロブナに食害を与えるオオクチバスの防除などに力を入れてこられました。国としても、琵琶湖再生保全法で、多数の固有種が存在するなど豊かな生態系を有する国民的資産として琵琶湖を特別に位置付けております。その琵琶湖で十年ほど前から繁殖しているのがオオバナミズキンバイであります。
環境省、オオバナミズキンバイについて、琵琶湖における被害も含めて説明いただけますか。

○環境省 自然環境局長 奥田直久 お答えいたします。
オオバナミズキンバイは、繁殖力が非常に旺盛で、茎の伸長も極めて速い水生植物でございます。水上や水中で繁茂することで、在来種を駆逐したり、絶滅危惧種との交雑による遺伝子攪乱など、生態系に係る大きな被害をもたらしている、又は被害をもたらすおそれがあるため、これは平成二十六年に特定外来生物に指定をさせていただきました。
なお、生態系に係る被害以外でも、船舶への、船舶の航行障害、若しくは漁具への絡み付き、水田への侵入といった、生活や産業への被害も確認されているものと承知しています。
琵琶湖におきましては、平成二十一年に初めて確認されましたが、その年は百四十二平米だった生息面積が、平成二十八年には二十九万八千七百平米まで増加しているというふうに承知しております。その後、滋賀県を中心とした防除により、令和二年には七万二千平米まで減少しているものと承知しているところでございます。

○山下よしき そのオオバナミズキンバイの防除は非常に厄介なんですね。

資料6を見ていただきたいんですけれども、やっぱり機械力を利用した大規模な防除とともに人力による防除がどうしても必要ということで、琵琶湖でもボランティア学生の皆さんが胴長を着て腰まで水につかって作業されています。こういう重労働の防除作業は、やはり若い学生の皆さんの力なくしては不可能ではないかと私は思いました。これ下側の写真は学生の皆さんの記念撮影時のものですけれども、数百人の学生ボランティアの方の手が必要になっている作業であります。
さらに、防除した後は、再生のリスクがあるのでここでやはり焼却処分する必要があるんですが、一旦仮置きして水分を減らしてから焼却施設まで運ばなければならない。大変な労力と予算が掛かる作業です。

資料7は、昨年十二月、滋賀県が政府に提出した侵略的外来水生植物対策に関わる提案と要望であります。


さらに、資料8に滋賀県の取組状況と課題を示しましたが、この棒グラフで表された生育面積の推移を見ていただきたいんですけれども、この黄色と赤の棒グラフですけれども、オオバナミズキンバイは、毎年毎年、先ほど御紹介があった数字なんですけれども、黄色の年度内最大面積を駆除によって赤色の年度末残存面積まで毎年減らすんです。しかし、翌年また増えるということを繰り返しています。
現在は生育面積が管理可能な状態まで減少しているということなんですが、しかし、今年初め、今月初め、先日ですね、現地調査で地元の方に聞いたんですけれども、オオバナミズキンバイは今も水、岸辺に生えており、これから夏にかけてやはり繁殖するというんですね。現在の管理可能な状態を維持するためにも、今年も七月から八月に機械力と人力による防除が必要とのことでありました。防除しなければ現状を維持できないということであります。
そこで、滋賀県は、管理可能な状態を維持するための課題として、巡回、監視範囲の広域化、それから、ヨシ帯や石組み護岸の間に根を下ろした群落など、機械駆除困難群落での防除手法開発が必要としています。
そのためにも、提案、要望として、国直轄事業の継続、強化、県や琵琶湖外来水生植物対策協議会への財政支援の継続、充実などを挙げていますが、これは非常にもっともな要望だと思いますが、環境省、応えるべきではありませんか。

○環境省 自然環境局長 奥田直久 お答えいたします。
琵琶湖におけるオオバナミズキンバイを始めとする侵略的外来水生植物の防除につきまして、環境省では、今御指摘のように、国直轄でオオバナミズキンバイの防除事業を行うほか、滋賀県ですとか琵琶湖外来水生植物対策協議会に対して、生物多様性保全推進支援事業交付金等により支援を行ってまいりました。
また、令和二年度には、環境研究総合推進費によって、オオバナミズキンバイ等の拡大防止策と効果的防除手法の開発に関する研究というものが行われております。これにより、分布予測や効果的な防除手法についての研究成果が、結果が取りまとめられたところでございます。
こうした成果も踏まえながら、滋賀県や協議会との適切な役割分担の中で、環境省としてより効果的にオオバナミズキンバイの対策が進むよう努めてまいりたいと思います。
また、改正法案では地方公共団体への支援を講ずることを国の責務として規定しております。生物多様性保全推進支援事業を含め、必要な予算の確保に努めてまいりたいと考えております。

○山下よしき 今日、国交省にも来ていただいておりますけれども、滋賀県の提案、要望では、河川における外来植物対策の手引の優先的に対策を実施すべき外来植物にオオバナミズキンバイ及びナガエツルノゲイトウの追加が要望されておりますけれども、これ、追加すべきではありませんか。

○国土交通省 水管理・国土保全局次長 高橋謙司 お答えいたします。
滋賀県の瀬田川において、委員御指摘のオオバナミズキンバイ、ナガエツルノゲイトウについて、NPOなどと連携し駆除活動を実施するなど、国土交通省としても外来植物対策に努めております。
河川における外来植物対策の手引は、国内の河川で広く活用されることを目的としまして、望ましい外来種の管理手法について取りまとめるとともに、全国的な生育河川数の拡大などが見られる十種を取り上げて、現場の対策手法を記載しているところでございます。
現時点において全国的な生育河川数の拡大は確認されていないため、直ちに手引へ追加することは考えておりませんが、水辺の国勢調査において継続して植物の調査を行っておりまして、今後の河川における拡大状況や対策の知見の蓄積等を踏まえ、手引への反映等を検討してまいります。

○山下よしき 今回の法改正によって、国の、自治体の責務が明記されました。当然それに対応する予算などの財政的支援が強化されるべきですが、環境省にまずその点で伺いたいのは、法改正の案で、国の責務として、生物の多様性の確保上重要と認められる地域における必要な措置を講ずる義務が盛り込まれておりますけれども、この重要な地域に滋賀県琵琶湖は入るんでしょうか。

○環境省 自然環境局長 奥田直久 お答えいたします。
委員御指摘の生物の多様性の確保上重要と認められる地域としては、例えば世界自然遺産地域などが想定されますけれども、改正法案の成立の後、中央環境審議会等での審議を行って、法に基づく基本方針を改定する予定にあります。この基本方針の中で考え方をより具体化してまいりたいと考えております。

○山下よしき 私は生物多様性の宝庫である琵琶湖が入らないはずはないなと思っておりますが、予算のことは、先ほど支援については御答弁ありましたので、山口大臣に、今日、淡路、それから琵琶湖の住民やボランティア、自治体による特定外来生物の駆除の実態を紹介しました。私は、これらの方々の労苦に報いる必要があると思います。
今回の法改正を機に、自治体から出ている財政支援の拡充強化の要望に全面的に応える必要があるのではないかと考えますが、大臣の御答弁お願いしたいと思います。

○環境大臣 山口壯 現場の最前線で対応いただいている、また地域の実情に精通しておられる地域住民による特定外来生物の防除というものは非常に重要だというふうに思います。中にはもちろん地方公共団体とも共同して行っているものも多くあると思いますけれども、この改正法案では地方公共団体への支援を講ずることを国の責務として規定しています。また、地方公共団体や国民の責務を新たに規定するということで、地方公共団体における防除の円滑化を図る規定も盛り込んだところです。
環境省としては、防除に役立つ分布情報の提供等の技術的支援を充実させるほか、地方公共団体や地域住民等による防除を支援する生物多様性保全推進支援事業を含む必要な予算の確保に努めてまいります。
先ほどから議論になっていますこの生物多様性保全推進支援事業、これ令和四年度で一億七千二百万、生物この多様性に八千万円ほどということで、どこまでその実態的に効果的なことができるかというのは若干ちょっと不安なところもありますので、これはみんなにまた理解を深めていただいて、手当てができるように努力しなければいけないと思います。

○山下よしき 琵琶湖でもオオクチバスの駆除が去年の十二月で終わっちゃって、一月から三月、今年はできなかったっていうんですよ、予算が足らないからですね。もっと予算があればバスをもっと駆除できたのにというふうに地元の方は悔しがっておられました。
最後、やはりこういう自治体の御努力、地元の皆さんの御苦労を聞くにつれ、やはり水際対策が重要ではないかということを改めて認識いたしましたが、

資料の最後に付けておりますけれども、これ聞きましたら、特定外来生物被害防止取締官、全国で三十人しかいないと、四十一人から減っているということであります。これ余りに心もとないと思いますが。
大臣、これ、やはり水際で侵入を防ぐというはっきり言って構えになっていないと思うんですよ。国、国内に侵入した外来生物が、特定外来生物が発見されて通報されてから駆け付けて対処する……

○環境委員長 徳永エリ 申合せの時間が来ておりますので。

○山下よしき ということになっておりますので、これはしっかりやっていただきたいと、最後にその認識、決意を伺って終わります。

○環境大臣 山口壯 外来生物対策として水際対策が重要だということはよく認識しています。また、改正法案についても、そういうこととして国の責務を決めさせていただきました。
また、植物防疫所等とも連携して対応することで迅速な対応に努めているところですけれども、この令和四年度にこの外来生物企画官三名をまた新たに配属するというところもしているところです。
水際対策の強化には、この人員の確保あるいは体制の強化、更に努めてまいります。

○山下よしき 終わります。