日本共産党 参議院議員 党副委員長
山下よしき

活動レポート

高等教育無償化早く 学生・教員実情を訴え 党滋賀県委が政府交渉 山下・宮本議員ら参加

2024年8月29日

日本共産党滋賀県委員会は29日、政府交渉を行いました。山下芳生参院議員、宮本たけし衆院議員、坪田五久男県書記長、きのせ明子(滋賀1区)、佐藤こうへい(同3区)の両衆院候補、節木三千代、中山和行の両県議らが参加しました。

文部科学省への要請では、6502人の「高等教育の無償化へ緊急の対策を求める国会請願署名」を積み上げ、県民から集めた「学費・奨学金アンケート」に基づく要請書を提出。オンラインを含め、参加した学生や教員、親世代の人たちなどが実情を訴えました。

361万円の奨学金を返済中だという女性は「返済が遅れたら延滞金が生じ、滞納が続いたら取り立てに遭うという声も聞く。厳しい実態が返済を苦にした自殺につながっているのではないか。必要な人が安心して使えない奨学金制度では意味がない。」と訴え。奨学金は給付制を原則とし、高すぎる学費の引き下げを強く求めました。

厚生労働省と総務省へは、病床削減の地域医療構想を押し付けず、誰もが安心できる医療体制の構築を要請。県立病院(総合病院・小児保健医療センター)のベッド削減の中止やレスパイト(保護者の休息)入院など医療の充実、湖北圏域の地域医療を守るよう求めました。

国土交通省へは、JR湖西線7駅へのエレベーターの1日も早い設置、転落の危険性が特に高い駅を優先にしたホームドアの設置、地域公共交通を守るための財源確保を求めました。

しんぶん赤旗(2024年8月31日付 近畿版)