日本共産党 参議院議員 党副委員長
山下よしき

活動レポート

マイナ保険証 管理重責 改定案巡り参考人 施設の困難訴え 参院委で質問

2023年5月17日
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(写真)質問する山下芳生議員=17日、参院地デジ特委

健康保険証を廃止してマイナンバーカードの取得を強要するマイナンバー法等改定案の参考人質疑が17日、参院地方創生デジタル特別委員会で行われました。日本共産党の山下芳生議員は、カードの取得・管理が介護施設に与える負担などをただしました。

全国保険医団体連合会の竹田智雄副会長は、同会のアンケートで介護施設の約83%が利用者・入居者の保険証を管理していると説明。120人の特別養護老人ホームでは、不測の事態にすぐに対応できるようほぼ全員の健康保険証を原本で預かり、年間で140件の受診の付き添いをしていると実情を語りました。

山下氏は、そうした実態がある中で、「マイナ保険証を施設で管理できるのか」と質問。竹田氏は「マイナ保険証と暗証番号を施設で管理する責任はあまりにも重大だ。担い手不足と新型コロナ対応で苦労を重ねている職員に、さらに重大な責任を負わせるような進め方は切にやめていただきたい」と訴えました。

自身も脊髄損傷などの障害を抱える「障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会」の家平悟事務局長は「障害者や介護を必要とする高齢者など、社会的に弱い立場に置かれている人たちをより困難な状況に追い込むことになる」と強調。山下氏は「弱い立場に置かれている人々が排除されるようなことは、絶対にあってはならない」と主張しました。

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