日本共産党 参議院議員 党副委員長
山下よしき

活動レポート

安保3文書 憲法9条踏みにじる 東アジアの平和 外交こそ 参院本会議で批判

2023年4月26日
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(写真)質問する山下芳生議員=26日、参院本会議

参院本会議で26日、岸田文雄首相による「安保3文書」の報告と質疑が行われました。日本共産党の山下芳生議員は、「専守防衛の建前さえかなぐり捨て憲法9条を真っ向から踏みにじるものだ」と厳しく批判しました。

山下氏は、「中国が東シナ海や南シナ海で力による現状変更をしようとする動きをとっていることは断じて容認できない」と述べる一方、「日中関係の改善は東アジアの平和の枠組みを発展させる上で重要だ」と強調。▽「双方は互いに脅威とならない」とする2008年の日中共同声明▽「対話と協議」を通じた解決をうたった尖閣諸島問題での14年の合意▽日中両国がASEAN(東南アジア諸国連合)インド太平洋構想(AOIP)に賛意を示していることを挙げ、「こうした日中間の共通の土台を再確認し平和と友好の関係を確かなものにしていく外交に取り組むべきだ」と主張しました。

首相は「共通の課題については協力する建設的かつ安定的な関係を双方の努力で構築する」と答えました。

山下氏は「バイデン米政権は中国を『唯一の競争相手』に位置づけ、軍事、外交、経済の面で抑え込み、自らの覇権を維持・強化しようとしている」と批判。3文書は「米国と共に、外交、防衛、経済等のあらゆる分野において日米同盟を強化する」と明記しており、「米国の中国包囲網づくりに全面的に協力することでないか」とただしました。首相は「指摘は当たらない」と答弁しました。山下氏は、東アジアに平和を構築するための外交に取り組むよう求めました。

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