日本共産党 参議院議員 党副委員長
山下よしき

活動レポート

特別支援学校の設置基準 既存校にも適用を 「めざす会」 国会で集会・署名提出

2023年2月16日
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(写真)署名を渡した「めざす会」の人たちと国会議員ら=16日、衆院第2議員会館

「障害児学校のよりよい設置基準を求め、豊かな障害児教育の実現をめざす会」は16日、衆院第2議員会館で集会を開き、特別支援学校の設置基準をいかした教室不足の解消を求める請願署名5万2183人分を国会議員に手渡しました。

特別支援学校の過大化・過密化を解消しようと、同会は長年、設置基準の必要性を訴え続けてきました。昨年4月から「特別支援学校設置基準」の一部が施行された一方、児童・生徒数の上限や既存校への適用がないといった課題があります。

佐久美順子会長は設置基準の一部施行について、「子どもたちがのびのびと過ごせる状況には至っていない。残された課題を前進させ、よりよい基準の策定に向けて取り組みたい」と強調しました。

事務局の村田信子さん(全日本教職員組合中央執行委員)が取り組みを報告。4月から新設の特別支援学校に図書室や音楽室ができる一方、既存校は適用外であること、国連障害者権利委員会から日本政府への勧告をふまえ、「障害の有無にかかわらず一緒に育っていける環境を整え、既存校にも設置基準の適用を」と話しました。

保護者や教員から「新設の学校数をはるかに上回るペースで支援が必要な子どもの数が増えている」「息子が通う学校は350人超の過密校。プレハブの建物でカバーするのは親として不満」などの声が上がりました。

日本共産党から山下芳生、吉良よし子両参院議員、宮本岳志衆院議員が参加しました。