日本共産党 参議院議員 党副委員長
山下よしき

活動レポート

大阪 カジノ予定地 土壌汚染 安全・健康 確保できない  辰巳氏らと調査

2022年11月10日
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(写真)市の担当者に聞き取りをする(左から)辰巳、山下の両氏=10日、大阪市・夢洲

カジノを中核とする統合型リゾート(IR)の予定地「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)の土壌汚染問題をめぐり、日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員は10日、現地を視察しました。

夢洲は、発がん性のある有害物質、PCB(ポリ塩化ビフェニール)を含んだ大阪湾の浚渫(しゅんせつ)土砂などによる埋め立て地。視察では、2020年に実施された土壌調査地点などをめぐり大阪市港湾局から説明を受けました。

山下氏は「夢洲では、いつ、どこに、どこからの浚渫土砂が、どのくらい投入されたか、埋め立て履歴の記録はあるのか」と質問。同局の担当者は「いつ、どこに、どれだけ入っているかはわからない」と答えました。

山下氏は「カジノ予定地は60万平方メートルと広大なのに、土壌調査は1カ所しかおこなわれておらず、深さも不十分。そのうえ埋め立て履歴もないなら、安全・健康の確保はできない」と指摘、政府によるIR認定審査にかかわる重大問題だと述べました。

視察には、辰巳孝太郎元参院議員、カジノに反対する大阪連絡会、大阪市民ネットワークの代表も参加しました。