夢洲土壌汚染追及を 国会での集会であいさつ
2022年9月28日大阪府と長崎県で計画が強行されているカジノ誘致を国は認可するなと訴える「カジノに反対する大阪連絡会」は28日、衆院第1議員会館で「カジノ誘致計画を認可するな9・28院内集会」を開きました。
集会では、同連絡会の荒田功事務局次長があいさつ。大阪から桜田照雄阪南大学教授、長崎から「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」の篠崎正人共同代表らが報告をしました。
桜田氏は、カジノの誘致先である「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)の土壌汚染問題について「ダイオキシンなどの汚染物質を含む浚渫(しゅんせつ)土砂と建設残土が1億トン、ゴミを燃やした後の焼却灰が1000万トンもあるような土地に万博会場やカジノを誘致するのはおかしい。建設作業員に土壌汚染の危険性を説明しているのか」と指摘。篠崎氏は「ギャンブル依存症を生みだすカジノをつくることは、住民福祉の増進を目指す行政がすべきことではないだろう」と強調しました。
日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員らが連帯あいさつ。山下氏は「カジノ誘致計画を止めるためにも、土壌汚染や有害物質の問題を掘り下げて、追及していきたい」と述べました。