水俣病問題「早期解決を政治の力で」 国会議員団PTで患者団体の要請受け懇談
2025年5月15日十五日、日本共産党国会議員団・水俣病問題の早期全面解決をめざすプロジェクトチーム(水俣病問題PT、責任者・山下芳生参院議員・党副委員長、事務局長・仁比聡平参院議員、副責任者・田村貴昭衆院議員)は、各党要請に訪れたノーモア・ミナマタ被害者・弁護団全国連絡会議から「実務者協議をすすめ、すみやかに和解による早期解決を図るよう働きかけてほしい」「新たな救済策を国会で審議してほしい」と要請を受け懇談しました。
山下氏は超党派の議連で救済に向けた法案の議論を進めている状況を報告し「推進力は皆さんの声です」と述べました。ノーモア・ミナマタ第2次熊本訴訟原告団長の森正直さんは「政治の力で一歩でも前に進めてほしい」と訴えました。
また、要請の中で、環境省が「和解はしない」との姿勢を示していることに怒りの声が出されたのを受け、仁比氏は「背景に、皆さんの運動と、未救済の被害者の存在を認めたこの間の判決で、自治体で与党を含め解決を迫る決議があがるなど、環境省が追い詰められた焦りがある。力合わせ今国会中に大きな前進を勝ち取りましょう」と応えました。