トランプ関税許さない 盛岡で演説会 首切り・単価切り下げ阻もう
2025年4月5日![]() (写真)声援に応える(左から)はたやま、山下、高橋の各氏=5日、盛岡市 |
参院選で日本共産党の比例5議席を必ず獲得し、自民党政治を終わらせようと、日本共産党の山下よしき党副委員長・参院議員を迎えた演説会が5日、盛岡市で開かれました。
山下氏、はたやま和也参院比例予定候補、高橋千鶴子前衆院議員(衆院東北比例予定候補)が決意を表明。参加者から事前に寄せられた質問にも答えました。
山下氏は、トランプ関税は国際ルールに違反し、各国に高い関税を一方的にかけるものと批判。新自由主義的な自由貿易を日本に押しつけたのは米国だとし、「石破首相は抗議し、世界と連帯して撤回を求めるべきだ」と訴えました。関税を理由に輸出大企業の大量首切り、下請け単価切り下げを許してはならないと語りました。
「物価高騰で生活が苦しい」と対策を問われた山下氏は、消費税5%減税が暮らしを守り、税制のゆがみを正す最も効果的な対策だと回答しました。党がめざす共産主義について山下氏は、労働時間短縮による自由な時間の拡大で人間が全面的に発展する社会だと説明。「資本主義の矛盾を感じている若者が共感できる内容だ」と力説しました。
「牧草代が値上がりし酪農の経営が厳しい」との声に、はたやま氏は、飼料高騰と国誘導の規模拡大が生み出した借金の返済が酪農危機の原因と指摘。国が酪農家を直接支援する制度が早く必要だと述べました。
演説会後、1人が入党を申し込みました。