日本共産党 参議院議員 党副委員長
山下よしき

活動レポート

「合区」「特定枠」を批判 参院憲法審参考人質疑

2022年6月8日

参院憲法審査会は8日、参院選挙制度の「合区」をテーマに参考人質疑を行いました。日本共産党の山添拓議員は、「合区」による1票の格差是正は一部の県だけが対象となり不公平・不平等を生んだと指摘。「格差是正には限界があるのでは」と質問しました。
新井誠広島大教授は「合区での格差是正は限界がある」と強調。上田健介上智大教授は「(合区は)格差が縮まるための一つの方法とも考えたが、実際には問題があった」と指摘しました。山添氏は「2015年に自民党が強引に進めた合区制度が早くも限界を露呈した」と批判しました。
また、山添氏は「合区解消のために改憲を必要とする主張もある」と指摘し、「改憲論に合理性はあるか」と質問。新井氏は、憲法改定による合区解消は必要ないと主張しました。上田氏は、憲法か法律かどちらで対応するかの議論よりも「どう代表を選ぶのか中身について議論するべきだ」と指摘しました。
日本共産党の山下芳生議員は、この間の参院選挙制度の協議について、自民党が一方的に特定枠を導入するなど党利党略的な対応を多数による横暴で繰り返してきたと批判。真摯(しんし)な反省が必要だと指摘し、「参院選挙制度を憲法改定のてことすることは絶対に許されない」と語りました。

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