総選挙勝利へ共産党大きく 各地で訴え 九州・沖縄比例2議席を 宮崎・日向で 山下氏
2024年7月14日日本共産党の山下芳生副委員長・参院議員を招いた演説会が宮崎県日向(ひゅうが)市で開かれました。山下氏は、田村貴昭衆院議員、白江好友宮崎2区候補とともに「総選挙の比例九州・沖縄ブロックで党議席を必ず2議席に増やし、強く大きな党をつくろう」と呼びかけました。
山下氏は、自民党裏金事件の真相解明と企業・団体献金廃止をやろうとしない岸田政権を批判しました。事件を報じた「しんぶん赤旗」を支える地域の党活動にふれ、「赤旗報道と党の国会論戦、草の根の皆さんの力があってこそ裏金も表に出た」と強調しました。
自公政権の「戦争する国づくり」や、党の「東アジアの平和構築への提言」について、縦横に語り、「アメリカ言いなりの自民党政治から抜け出せば、平和でも展望が見えてくる。日本共産党はを伸ばし戦争の心配のない日本とアジアをつくろう」を力を込めました。
演説後、山下氏はQ&Aで回答。「党名を変えたら」との質問に、労働時間短縮で自由な時間を保障し人間の能力発展を進める共産主義の意義を説明。「『共産主義』は未来のロマンが込められた名前です」と語りました。
田村氏にも「農業者の時給があまりにも低い。農家のつぶしでは」との質問が飛びました。田村氏は農業者の時給が最低賃金の半分にも満たない状況を説明し、食料自給率向上を力説。「破綻した亡国の農政を変えよう」と語りました。
演説後に山下氏と対話した男性(35)は、「アメリカの植民地のような日本から脱却するにはどうすればいいか、よくわかった。同世代は本当に余裕がなく、自由な時間の訴えは大事な話だ」と話しました。(しんぶん赤旗 2024年7月15日付)