日本共産党 参議院議員 党副委員長
山下よしき

活動レポート

「法に反する行為」参院政倫審 申し立て委員が趣旨説明

2024年2月27日
写真

(写真)趣旨説明する吉川沙織幹事(右から2人目)。左端は山下芳生委員=27日、参院政治倫理審査会

参院政治倫理審査会が27日開催され、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件について、自民党議員らを対象に審査の申し立てを行った委員が趣旨説明を行いました。審査のための審査会開催は参院では初めてで、メディアなどにも公開されました。

申し立ての対象は、派閥から政治資金パーティー収入のキックバック等を受けながら、自らの支部や関係政治団体の政治資金収支報告書に記載していなかった自民党議員ら32人です。申し立てた日本共産党、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党を代表して、立民の吉川沙織幹事が趣旨説明を行い、「政治資金収支報告書への不記載等は法に反する行為だ」と指摘。自民党が公にした調査結果について「公党として裏金の存在を認めたことにほかならない」と強調しました。

また一連の行為は「国民の政治への信頼を損ね、国会の権威をおとしめる行為であるのみならず、複数年にわたり、かつ集団的・組織的に行われていることは極めて悪質であり、政治資金規正法に違反していることは明白だ」と主張しました。

そのうえで、申し立ての対象の議員に対して同審査会に出席し、不記載などの経緯と裏金の使途などを説明し、政治的・道義的責任を明らかにするよう求めました。

次回以降の日程は決まっておらず、公開の可否はその都度協議します。