地方議員・予定候補者と懇談 やりがい・苦労・悩みを交流
2022年11月5日日本共産党が5日に開催した全国地方議員・候補者会議の終了後、約40人の地方議員・予定候補者が会場の党本部で山下芳生、市田忠義両副委員長らと懇談しました。
1時間ほどの懇談は、新人予定候補から大ベテランの議員まで多彩な人たちが議員・予定候補者としての苦労と喜び、自ら抱える悩みを率直に語り合い、交流する場となりました。
入党1年で予定候補
入党して1年で三重県議予定候補を決意した吉田あやかさん(25)は、「若い人たちが政治に関心をもってほしい。気候危機やジェンダー平等は若者に響く」と思いを語り、予定候補者としての不安を打ち明けました。「なんくるないさー」と周囲から声がかかりました。
吉田さんの不安に、同じく今年3月まで教員をしていた、埼玉県議選南2区(川口市)で議席に挑戦する山﨑すなおさん(37)が「私も卒業生や同僚からどう思われるか不安があったが、自分の思っていることを堂々とマイクで話し、自分らしい生き方ができることは素晴らしい。ジェンダー平等を大いに語って日本共産党の魅力を伝えたい」と話しました。
岩手県の斉藤信県議は、東日本大震災以来、11年続けた被災者の医療費免除などをあげ、達増拓也知事の県政与党としての醍醐味(だいごみ)を紹介。他の議員・予定候補者からも、「50年で子どもの医療費無料化が高校生までになった。こんなにうれしいことはない」など、住民の願いに寄り添う党地方議員のかけがえのない値打ちを実感する発言が相次ぎました。
「党を大きくして統一地方選挙で必ず勝利します」―同日の全国地方議員・候補者会議に参加した感想が語られました。「きょうの会議で一番感じたことは、党、議員がぶつかっている問題の解決は党員拡大にあるということです。これまではそうはいってもという思いが奥底にあったが、そこを避けて通れない。本気でとりくみたい」
次つぎにマイクが回り、互いの決意や悩みに真剣に聞き入り、ユーモアを交えた発言に笑いが起こりました。
連帯感が生まれ
最後に、山下氏が「これが日本共産党だと感じました。一人ひとりの発言にドラマがあり、歴史もあって、本当に連帯感が生まれました。綱領で団結した党が議会でも党組織としても大きくなることが社会を変える一番の力になります。『130%』の党づくりは生易しい道ではありませんが、みんなでやりぬきましょう」と話しました。
市田氏は、「一言でいうと日本共産党っていいなと実感しました。党づくりは苦労も多いですが、新しい党員を迎えることは生き方をともに学び、ともにその道を歩んでいこうという運動です。ロマンも喜びもやりがいもあります。みなさんから出された要望は、常任幹部会でしっかり議論します」と話しました。