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派遣社員がみな幸せになれるような派遣法の改正を---Wさん

2008年06月26日

登録型派遣社員の現状

私は、東証1部上場会社の子会社の登録型派遣会社に登録して就業しています。登録型派遣会社で働くのは、14年くらいになります。社員の試験もこの間受けましたがうまくいきませんでした。

現在の派遣会社での就業は4年になろうとしていますが、最初の派遣部署では、ストレスと女性社員、社員、派遣の女性社員との関係による体調不良で、定時での退社通院の希望を申し入れましたが、「忙しいので、毎日の残業時間分を朝早く出社し仕事をこなすように」といわれてしまいました。でも、忙しいのなら、毎日定時で帰宅される方に依頼すればよいのではないですか。それを派遣会社が見かねて、1ヶ月間自宅療養となり、その間の収入は、休業補償の10万円ほどしかありませんでした。

現在の部署は去年の10月1日より就業中。3ヶ月ごとの更新契約内容:賞与無し、退職金無し、本契約中の昇給は原則無し、交通費支給無し時給:1,280円 時間外残業:1,600円。仕事内容は同じなのですが、3か月ごとの契約更新は今も続いています。

毎月ぎりぎり生活が続いています。
交通費が出ない為、通勤の為のガソリン代、13年ほど乗っている車の維持費は大変です。社員は交通費が支給され交通費は非課税、派遣は時給分が、すべて課税されてくる。

厚生年金、健康保険、雇用保険、介護保険、地方税などの控除合計47,577円が稼働日の少ない年末、5月のゴールデンウイークなどでも同じ額が引かれます。

今年の5月は、稼働日が14日しかなかったので、控除額を引かれると手取りは10万円ほど、これから、家賃を払い通勤のガソリンを入れたらもう残りはわずかです。食費を削るにほかにはない状態。前の就業先へは電車で通勤定期代金も自己負担、今のガソリン代金と同じくらいです。

昔、日雇い派遣大手のグッドウィルで働いたことがありますが、グッドウィルよりは格段に良いですが、社員と比べれば悲しくなってきます。

日雇、登録型派遣は若い人ばかりだと思われがちですが、30代後半40代の方もたくさんいます。私は44歳です。独身です。これから年をとっても働くところがあるか心配です。

資格があれば何とか正社員で就職ができるかと通信教育で宅建を受けていますが、受かっても年齢制限が実務経験などハードルは高そうですが何かをやらないと貧困から抜けられそうにないですし。結婚なんて、夢の夢です。このまま一人で年をとり一人で死んでいくかと思うとむなしくなります。

<中略>

登録型派遣、日雇派遣者がみな幸せになれるような派遣法の改正、派遣法にしていただきたいです。
自給UP、交通費くらいは時給とは別に支給されて、それで非課税で、貧困から抜け出したい。
格差社会の負け組から抜け出したです。


メールありがとうございました。
返信が遅くなってごめんなさい。

登録型派遣労働の生々しい実態がよくわかりました。
Wさんの悔しい気持ち、将来の不安もよくわかりました。

お話のように、33ヶ月同じ部署で働いていたのなら、その仕事は「臨時的・一時的」なものとはいえず、違法・脱法行為の疑いがあります。
最長3年(36ヶ月)の派遣期間を超えて働かせる場合は、派遣先企業から派遣労働者に直接雇用の申し込みをする義務が生じることを自覚していたので、33ヶ月で「体調」を理由に配置転換したのかもしれません。

いずれにしても、あなたの能力を正当に評価せず、企業に都合よく安上がりに使い捨てようとするやり方は、社会正義と公正に反するといわねばなりません。

どのような対応策があるか、検討させてください。
また連絡させていただきます。

山下よしき

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