2008年02月13日
「NHK公立病院赤字報道に異議あり!」を読んで。私もクローズアップ現代を見ました。私自身が北海道の小さな町に住んでいるので地域医療の問題は他人事ではありません。「これまでが過剰だったんだから仕方ない」???オイ、オイ。冗談じゃありませんよね。仕方ないと切り捨てれる問題じゃない。そもそも過剰な計画(病院の規模)を推進したのは国であり、また地方に於いても最低限の医療が受けられることは国の責任です。地方に責任を押し付けるのではなく、国が積極的に支援すべきですね。番組を見ていてさらに呆れたのは、会計士が経営改善の提言として、「(給食部門だったか?)職員ではなく派遣社員にしなさい。」と。これはもっとも安易で、卑劣なコスト削減方法だと思います。仮に病院経営が改善されても、新たな問題が生じると思います。「地球温暖化問題を勉強」を読んで。現状のままだと、2億年かけて地中に蓄えられたCO2が、僅か200年でいっきに大気中に放出されることになるそうです。それがどういう結果になるにせよ、地球環境が大激変することだけは間違いなさそうですね。残された時間は後20〜30年と言うことなのでしょうか。母なる地球の寛容力は偉大ですね。この場に及んでも、地球環境の変動は気のせいではなかったと認識する程度です。まだ間に合うかも知れません。間に合わせないといけませんね。温暖化対策は、経済成長を前提にしては解決できないと思います。その意味で、産業界の自主行動計画だけに任せてはおけませんね。再びNHKですが、先日家庭で出来る温暖化対策の番組がありました。主に節電対策でしたが、一つだけミネラルウォーターを国産にすると、輸送時に排出されるCO2が削減されると紹介してました。なるほど。だけどなんでミネラルウォーターだけなんでしょうか??食料自給率をあげればもっともっとCO2が削減されると思いました。これは国内のほかの様々の問題の解決の糸口にもなりそうです。地方自治体が弱体化した大きな要因は、農業の弱体化ですからね。地球温暖化対策と自給率向上に於いて、生活協同組合の役割は、本来とても大きいハズだと思っています。残念ながら全国の多くの生協が、その本来の役割を忘れて、商業主義に走り、地球温暖化対策等に逆行しているように思われます。例えば地元の十勝生協ですが、直営店を複数展開して、売られる商品についても大手スーパーとほとんど変わりません。店舗を持つことは、より多くの不良在庫を抱えることになります。それでも直営店一つだけなら、会員以外の方に生協運動を知ってもらう意義はあったかと思います。結局収益をあげるために、海外から安い商品(冷凍餃子とか)を大量に買い付けて販売しています。本来生協のやることではないと思ってます。とても残念に思います。―――――――――――――――――――――――――――――――――いつもありがとうございます。会計士を病院経営のアドバイザーとして送り込むやり方は、総務省が推進しているものです。総務省の「公立病院改革ガイドライン」を策定した懇談会の座長自身、公認会計士でした。こうしたやり方に医療の現場からは強い批判が起こっています。この問題もいずれ国会で取り上げたいと思います。食料を産地から輸送するのにともなって排出されるCO2を意識する取り組みに「フードマイレージ」という考え方があります。農林水産省の元(現?)官僚が本を出していて共感できました。おっしゃるとおりミネラルウォーターだけでなく、自給率を高める、「地産地消」(その土地で取れたものをその土地で消費する)を進めることが地球温暖化対策上も重要です。これこそ本来の生協の役割だと思います。山下よしき