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「月刊学習」9月号掲載の手記--「党支部の“草の根の力”は地域住民の宝」を公開

2006年09月22日

*元参議院議員の山下よしきさんは、党支部の「草の根の力」の素晴らしさを日々実感しながら活動しているといいます。この間の体験から、手記を書いてもらいました(ホームページ掲載に伴い、若干の記述を改めました)。

党支部の“草の根の力”は地域住民の宝

元参議院議員 山下よしき

 活動を通じて、各地の党支部の活動に直接触れる機会があります。それぞれに物語があり、感動があります。

 「おーい、つるし柿持ったか」「持ちましたよ」「ほないこか」 少し前になりますが、大阪市東淀川区の井高野(いだかの)支部の活動に同行させていただいたときのことです。井高野は大規模な府営・市営住宅が中心の地域。高齢者や母子家庭の方が多く住み、党員にもそうした方が少なくありません。病気だったり、仕事と子育てで忙しかったりで、なかなか党の会議に参加できない方もいます。党支部では、こうした方々をときどき訪ねて声をかけています。

 党員同士のあたたかい絆

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 ピンポン。「こんにちは。Sです」と元気な声。「ハイハイ」とドアが開いて党員が出てきます。「きょうはな、これ持ってきましたんや」と差し出す袋の中には、きれいに皮をむかれ、紐(ひも)でくくられた七、八個の柿。「いやあ、うれしいわー」と大喜びの党員。「こないだ支部のみんなで作りましたんや。来られんかった人にも届けようと思てな。しばらくぶら下げといて。部屋の中はあきまへんで。カビが生えるから。ベランダの風通しのええとこに下げといて」「うんわかった」一緒に歩きながら思いました。つるし柿は“モノ”ではなく“こころ”だと。富める者がますます富み、貧しい者はいっそう貧しくなるいまの政治、社会にあって、あったかい人間のネットワークが求められています。共産党の支部がそれを実現しているんだなと思いました。

 党員同士のあたたかい絆は、様々な力となって発揮されます。ある女性党員が、夜、団地の階段下の側溝に足を落として顔にけがをされたそうです。古い団地なので側溝のフタがなかったのです。党支部が「それは危ない」と調べると、全部の側溝にフタがないことがわかりました。さっそく自治会長から大阪市に報告してもらい、すぐに側溝にフタがついて住民から喜ばれました。けがをした女性が党支部とあたたかい絆で結ばれていたからこそできたことです。

 もちろん、井高野の党支部は、仲間内にだけあったかいのではありません。毎月、地域の全世帯に「生活相談」の案内ビラを八千枚配布し、生活に困った方がたくさん来られます。もう三十年以上続けています。高齢者を対象にした医療生協の食事会や、住民の散歩コースになっている河川の土手の草刈作業も、ボランティアの中心となって支えています。地域の中で党の姿が見え、役に立っていることを実感できることは、支部党員の大きな喜びです。

 住民のために献身的に活動

 「このアマゴがうまくいったら雇用にもつながると思うんやわ」

 吉野林業の中心地、奈良県吉野郡川上村。ここで党支部長と村議を務める塩谷章次(しおたにしょうじ)さんがいいました。外材輸入の急増などにより、林業が厳しい状況に直面するもとで、村がとりくんだ働く場づくりのひとつがアマゴの養殖でした。ところが、技術的にも難しく、手間もかかるので、やる人がいなくなってしまいました。「このままでは、せっかく村が金をかけてつくった養殖場が無駄になる」と手を上げたのが塩谷さんです。しばらく使われていなかった養殖場に、去年の冬、アマゴの卵を入れました。現在、毎日早朝五時の餌やりからはじめて、議員活動に、林業労働にと、何足ものわらじを履いて奮闘しています。塩谷さんにいただいたアマゴの甘露煮はとてもおいしかった。

 「しょうちゃんのことはみんな好いとる」。平日の昼間にもかかわらず、塩谷さんの住む集落、井光(いかり)の公民館には三十人もの人が集まってくれました。高齢者ばかりでしたが、ふるさとに戻ってくれた「しょうちゃん」をほんとに信頼し、頼りにしてくれていることがよくわかりました。

 どこに行っても、日本共産党の旗を掲げ、人と人とのつながりを大切にし、人々の苦難を解決するために、献身的に活動する党支部があり党員がいる。その党支部が、郵便局や小学校の数と肩を並べて全国に二万四千もある。この「草の根の力」は、他党にはない“わが党の宝”であり、“地域住民の宝”です。そのことに誇りを感じつつ、候補者としてきょうも元気に走っています。


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