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「政治の“流れの変化”ひしひし 今こそ国民の苦難受けとめて」を掲載

2006年09月04日

住民税が10倍に!?

政治の“流れの変化”ひしひし

 今こそ国民の受難受けとめて

(「女性のひろば」2006年9月号より)

 山下よしきさんは、悪政の根本をつき、国民とともにたたかう日本共産党の出番の情勢について熱く語り、各地で共感を広げています。ここでは、この間におこなわれた山下さんの講演などで、“流れの変化”について触れている部分をコンパクトにまとめ、「女性のひろば」に掲載された小論をご紹介します(「女性のひろば」は、日本共産党発行の女性の生きがいと解放を語りあう雑誌です)。

 二〇〇七年参院選挙での日本共産党の比例代表候補として発表されたとき(今年二月)、私は二つの決意をしました。ひとつは、日本共産党を好きになってくれる人、「日本共産党」と書いてくれる人をたくさん増やすために、党を語る先頭に立つこと。もうひとつは、他党にない日本共産党の最大の強みである“草の根パワー”=党支部、党員、地方議員、後援会員の皆さんに、選挙で燃えていただけるよう、私自身熱く燃えることです。

 不満を語りにくる女性も

 半年間の候補者活動を通じて、がんばれば前進できるという手ごたえを感じています。まず何より、国民の政治意識の急速な変化です。

 私の好きな街頭演説の場所に、大阪の京橋駅頭があります。JRと京阪電車の乗り換え駅で、目の前を大勢の人が急ぎ足で行き交うところです。宣伝カーが入れず、ハンドマイクで、人々と同じ目線で演説するのですが、そこで足を止めて聴いてくれる人がどれくらいあるかで、演説の良し悪しが分かるのです。

 五月に演説したときは、声がかすれるほど力を込めて、ようやく何人かの足が止まりました。ところが、六月下旬に同じ場所、同じ時間帯でやると、状況がガラリと違いました。ノポリを立てるなど演説の準備をしている段階から、熟年の女性が近寄ってきて、私をつかまえていきなり怒りだすのです。「なんで税金こんなに上がったん? 政治家はなに考えてんの!」。女性は政治への不満を延々と語り、なかなか離してくれません。私が演説する番になってようやく解放され、マイクを持ってしゃべり始めるとどうでしょう、今度は次々と足が止まり、人垣ができるではありませんか。十五分の演説を終えるといっせいに拍手までいただきました。お礼と握手をして、次の予定に向かおうとすると、また別の女性につかまりました。「年金のこともちゃんとゆうてや!」。ものすごい変化です。

 この変化は、私だけが感じているものではありません。参院大阪選挙区候補の宮本たけしさんも「最近街頭で演説すると必ず人垣ができる」と語り、兵庫選挙区候補の堀内照文さんも「自分の演説が急にうまくなったと錯覚するほど足が止まる」といいます。

 12万人が窓口に押しかけ

 六月、各家庭に、住民税、国民健康保険料がいくらになるかの通知が届きました。いずれも大幅な値上げで驚いた人が多い。全国の市役所や区役所には、怒りと抗議の声が殺到しています。大阪市内の各区役所の窓口には、六月末までで十二万人もの市民が押しかけました。

 しかし、これは各市町村が勝手にやったことではありません。小泉内閣が「改革」といいながら、年金暮らしのお年寄りや、所得の低い人たちをねらい撃ちにして、税金や保険料を値上げした結果です。まさに弱いものいじめの政治です。

 その一方で、ホリエモンや村上某が世間を欺(あざむ)いて濡(ぬ)れ手で粟(あわ)″のぼろもうけをしていた。その村上ファンドに日銀の福井総裁が一千五百万円ももうけさせてもらっていた。

 あまりにも庶民をバカにしたこうした事件が積み重なって、弱肉強食、格差拡大の政治にたいする怒りが、国民の中でパンパンにふくらんでいる。それと真正面から、一貫して対決してきた日本共産党への関心と期待が高まっていると感じます。

 七月二日投票でおこなわれた東大阪市長選挙で、日本共産党員の長尾淳三さんが市長に返り咲いたのも、七月九日投票の奈良県安堵(あんど)町議補欠選挙(定数一)で日本共産党候補が勝利したのも、背景にこうした国民の政治意識の劇的な変化があったからだと思います。

 支部のもつ“草の根パワー”を

 二つめの手ごたえは、日本共産党支部のもっている“草の根パワー”の可能性です。

photo 候補者活動を通じて、各地の党支部の活動に直接触れる機会があります。先日も、大阪市城東区で、空襲による焼失を免れた 「千軒長屋」と呼ばれる地域を党支部の人たちといっしょに歩きました。

 「このあたりも年寄りが増え、生活相談が増えました」という支部長さんは、これまで何人もの人と区役所を訪ね、税金や保険料の減免を認めさせています。支部長さん自身、持病を抱え体調管理には人一倍気を遣わなければならないにもかかわらず、こうしてコツコツ地域を歩いては、困った人をほっとかない、あったかい人間の連帯の精神に満ちた活動を続けているのです。頭が下がります。

 全国どこに行っても日本共産党の旗を掲げ、人々の苦難を解決するために、文字通り献身的に活動する党支部があり党員がいるというのは、他党にない最大の強みです。

 今年の一月に開かれた日本共産党第二十四回大会のまとめで、志位和夫委員長は、「社会的連帯で社会的反撃を」という党大会の合言葉を、国民全体の合言葉にしようと呼びかけました。感銘を受けました。私は、日本共産党の支部ががんばれば、それを実現できると感じています。

 郵便局と小学校と党支部

 郵便局の数は全国で二万四千です。国民からの距離は平均1.1キロ。国民にとって一番身近な公共機関です。小学校の数も同じく二万四千。実は、日本共産党の支部も全国でちょうど二万四千あります。だから、国民にとって一番身近な草の根の組織は、郵便局と小学校と日本共産党の支部ということになるのです。これはすごいことです。

 この日本共産党の支部が、全国津々浦々で、困った人をほっとかない、あったかい人間の連帯の精神を発揮して活動すればものすごい力になる。「社会的連帯で、社会的反撃を」を、国民みんなの合言葉にすることもできると思います。

 先日、兵庫県丹波市での「日本共産党を語るつどい」でこの話をしたら、「参加した支部の党員が元気になりました」との感想をいただきました。〇四年十二月五日に丹波市では旧六町による合併市議会選挙がおこなわれました。定数六十四減という大幅減のなかで、日本共産党の議員数は十三人から二人になっていました。しかし、議員が減っても支部はある。そのことの値打ちを再認識してもらえたのだと思います。

 つかんだ手ごたえを確信に、いっそう視野を広げて広範な人々のなかで党を語り、党支部の“草の根パワー”に火をつけられるよう奮闘したいと思います。
市田書記局長写真「高齢者大増税中止せよ」と7月3日、日本共産党の市田忠義書記局長は国会内で記者会見し、負担が数倍から十数倍にもなる住民税などの大増矧こついて@高齢者への大増税をただちに中止し見直しをはかることA実施予定の増税は凍結することを政府に求める「高齢者への大増税の中止を求める申し入れ」を発表しました

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