2006年02月28日
円山直子党浪速区市民運動部長、田村晴美浪速民主商工会事務局長らが同行しました。 中古の音響機器店を40年経営している小林庸泰さん(68)は、「死活問題です。こんなことになるとは知らされていなかったから、買い取りも中古市場での仕入れも続けてきたんです。法の内容が知られてきたことが客足にも影響しています。とりあえず法の適用を4、5五年延期してほしい」と窮状を訴えました。
廃業決めた 同じく中古家電販売を40年以上続けてきた深見聖士さん(69)は、「この近くでも3月いっぱいで廃業を決めた店が2軒あります。政府のやり方はむちゃくちゃ」と怒りを隠しません。「今売られている家電品と苦の製品の耐久性を比べてほしい。今の製品はつぶれやすいんです。実にいいかげんな品にもPSEマークがついている」と、長年多くの家電品を修理してきた経験から、同法への疑問を語りました。 高級オーディオを扱うアサヒステレオセンターの梅川照昌さん(75)は、内外の名機が並ぶ店内で「貴重な品をごみにせよというのが今度の法律。政府は何もわかっていない。しかも、行政側の認可窓口さえまだできていない」と批判しました。 延期させて 山下氏は、「業者への周知徹底を怠ってきたことや、資源を大切にという流れに逆行することに加えて、安全確保の面でも疑問があることがよくわかりました。PSE法は何重にも失政だと思います。関係者の方と力を合わせて、法の適用延期などを実現させたい」と語りました。
(「しんぶん赤旗」2006年2月28日付より)