日本共産党大阪府委員会は8日、大阪市北区のナビオ前で64年目の太平洋戦争開戦の日にあたって街頭演説をおこないました。支持者や党員などからの募金でつくった新しい宣伝カーから、小泉内閣の過去の侵略戦争を正当化する異常な政治を告発し、憲法9条を守り、憲法改悪反対を訴えました。
日本共産党の山下よしき元参院議員・党府副委員長、山口勝利党府委員長、宮本岳志前参院議員、小林みえこ参院議員が演説しました。岩下経興党府書記長が司会をつとめました。
演説では、「自存自衛の戦争」「アジア解放の戦争」と日本の過去の侵略戦争を正当化する靖国神社の歴史観、戦争観を批判し、小泉首相が参拝することは、この「靖国史観」、「過去の日本の戦争は正しかった」とする歴史の偽造に政府がお墨付きを与えることになる、今日の世界において許されないと強調しました。
自民や民主の憲法改悪の動きを批判し、アメリカといっしょに世界のどこでも日本が戦争することができる国に変えようとするねらいだと指摘しました。
日本共産党は戦前、戦後の歴史をつうじて、命がけで反戦・平和をつらぬいた党として、二度と戦争を起こさないために力を尽くしていくと訴えました。
(「しんぶん赤旗」2005年12月10日付より)