日本共産党大阪府委員会は21日、通常国会の開会にあわせ、京橋駅前で宣伝をしました。山下よしき党府副委員長・衆院比例予定候補と黒田まさ子府議が、NHKへの政治介入や消費税増税、憲法改悪に反対し、国民のくらしと平和を守る日本共産党の決意を訴えました。足を止めて話に聞き入る人が相次ぎ、「がんばれ」と声をかけていく男性や拍手を送る青年らの姿が見られました。

　山下氏は、水害や新潟県中越大震災で被災者生活再建支援法の限界が明らかになったとして、「他党と協力し、抜本的改正法を提案したい」とのべました。政治の圧力で番組内容が改ざんされたNHK問題では「事実上の検閲。こんなことを許してはならない」と厳しく批判。「ことしは戦後60周年、日本共産党の真価を発揮する年」として憲法と平和、国民のくらしを守るため「次の国政選挙で感ず議席を回復したい」と力を込めました。

　黒田府議は、国の７兆円の負担増計画、消費税増税計画に真正面から反対しているのは日本共産党だけだとして、「今日から始まる国会で、くらし守れととりくむ決意です」と訴えました。

　宣伝開始直後から聞き入っていた男性（24）＝吹田市＝は、「じーんときました。過去の戦争の話が印象的です。（九条改憲で）政府が同じ過ちを繰り返そうというのは許されない。日本共産党が政権をとって首相になって、アジアの人たちに謝罪したら、説得力があるんじゃないですか」と話しました。

（「しんぶん赤旗」2005年１月22日付より）