28日の仙台高裁に続き、30日の大阪高裁でも、原爆症認定集団訴訟で原告全員勝訴の判決が下されました。厚生労働省の「新しい審査の方針」では積極的認定の範囲に入らない人も含めて、全員を認定すべきとの判断です。「新しい審査の方針」が不十分であり再改定が必要であることが示されました。
さっそく、小池晃政策委員長、笠井亮衆院議員とともに厚生労働省を訪ね、①上告を断念し、集団訴訟の全面的な解決をはかること、②被爆の実態、司法の判断に従った認定基準の再度の見直しにすみやかにとりくむことを強く求めました。厚生労働省・西山正徳健康局長は、「高裁判決は重く受け止めている」と述べ、速ければ来週中にも政府としての対策を決めたいとの考えを示しました。
私は、「亡くなった人だけでなく生き残った人も放射線で苦しめるのが核兵器。人類と核兵器は共存できないということを、唯一の被爆国として世界に発信するうえでも集団訴訟の全面解決を」と要請。６月3日から5日まで、日比谷公園厚生労働省側で被爆者･原告による座り込みが行われます。全国から連帯の声を！
きょうは午前中、参院本会議。お昼、総務委員会理事懇談会で日程協議。午後、党総務部会で法案審査。「なくせ貧困、ストップ改憲！」国会請願デモを出迎え。原爆症認定問題で厚労省申し入れ。大阪・寝屋川の廃プラスチック処理工場周辺住民の健康被害について環境省、厚生労働省の担当者からレクチャー。19:30の新幹線で帰阪。
朝、大阪から悲しい報せがありました。青年運動時代からの友人である中原暁雄さんが急逝されたというのです。信じられません。どうして…
