正常化した国会、国民生活にかかわる重要な問題が審議されています。国会はこうあらねばなりません。私も、午前中救急医療問題で厚生労働省からレクチャー。午後、兵庫県保険医協会、大阪府保険医協会、同歯科保険医協会などの皆さんより要請を受ける。夕方、参院予算委員会で大門議員の質問を応援。参院議員団の論戦会議。そして深夜まで予算委員会の質問作りでした。
保険医協会の皆さんとの懇談で貴重な発見。救急搬送の問題で、あまり緊急でない患者の救急車利用を控えようという動きがあるが、この動きには危険な面もあるということ。「かしこい患者になろう」ということで、救急医療の利用が抑制され取り返しのつかないことになっては本末転倒です。問題の本質は、医師・看護師不足や診療報酬の引き下げなどにより、病院の救急受け入れ体制がどんどん細っていること。政府の低医療費政策の結果です。そこを放置した「かしこい患者」論は確かに危険です。大事な視点だと思いました。
もうひとつ。歯科保険医協会の先生は、診療報酬の抑制、患者負担の増大、患者数減少で、年収300万円以下の「ワーキングプア歯科医」やスタッフを雇えない「3ちゃん歯科医」が増えていると告発。世間のデンタルドクターに対するイメージとあまりにもかけ離れた事態が進行していることも、政治は直視しなければなりません。