2008年01月09日
お昼、渋谷ハチ公前で民青同盟の青年たちと「新テロ特措法案」を廃案に!と街頭演説。20分ほどマイクを握ったあと、青年と一緒に駅前でたまっている人たちに「シール投票」をお願いしてみました。インド洋での米軍に対する自衛隊の給油活動再開に「賛成」か「反対」か、どちらかにシールを貼ってもらうというもの。
まずは、数人の男子高校生のグループ。ほとんど説明していないのに全員が「反対」にシールを貼ってくれました。「どうして?」と聞くと、「やっぱり人を殺すのはよくないと思うから。どんなことがあっても」「そうそう」という答え。鋭い!日本の油はアフガンやイラクの空爆にも使われ、罪のない人をたくさん殺すために使われたのですから。いくら政府が否定しても、軍隊が軍隊に給油するというのはそういうことだと彼らは感じ取る力を持っているのです。
続いて、だまって腰掛けていた若い女性2人。メールとメイク中でしたが、しばらく考え、やはりだまったまま「反対」に投票。ほほう、やるやないの。若いサラリーマンも迷わず「反対」。「なんの役にも立っていないと思います」ときっぱり。 職場の同僚グループにもお願いすると、「賛成する奴は非国民」と中年の労働者は全員「反対」。「もっとほかにやることがあるはず」とおっしゃるので、「米軍にタダで給油するくらいなら、日本のお年寄りに安く灯油を配るべきですよね」というと、「そうそう」と大きくうなずきます。1人だけ「賛成」に投票した青年に理由を聞くと、「日本はアメリカに守ってもらってると思うから」。そこで「在日米軍は殴り込み専門部隊ばかりで日本を防衛するための部隊はいない」というと、「ええっ!そうなんですか?だったらこっち(反対)でいいじゃないすか」。そして「こんなこと(給油のこと)どうでもいいから、もっと地方をよくしてほしい」(彼は栃木出身とのこと)「若者に仕事を、とか?」「そうそれ」 という感じで、学生は人殺しの戦争協力に反対、労働者は米軍支援より国民の暮らしの応援を、と理由は違いますが圧倒的多数が給油再開に「反対」という結果になりました。こうした国民意識を甘く見るなら、政府・与党は手痛いしっぺ返しを食らうことになるでしょう。 午前中、参院外交防衛委員会での「日米平和・文化交流協会」の秋山直紀常務理事に対する参考人質疑をTVで視聴。彼こそ、日米両国の軍事企業と防衛関係の政治家をつなぐフィクサーです。日本共産党の大門実紀史議員の質問に、秋山氏は、石破・現防衛大臣とともに三菱グループの接待施設に行ったことがあると認めました。久間、額賀という元防衛庁長官だけでなく、現職の防衛大臣も軍事利権に関わっていた疑惑が浮上しました。 午後、同委員会での井上哲士議員の質問を応援傍聴。久間元防衛庁長官と軍需専門商社・山田洋行との深い関係がくっきり浮き彫りとなる質問でした。こうした疑惑の解明もしないまま、防衛省に「給油再開こそ国際貢献」などと語る資格はありません。
夜、国公労連の旗開きに参加しあいさつ。風邪気味なので早々に中座し、宿舎でキムチ鍋を作って早めに就寝。最大のヤマ場に寝込むわけにはいきませんから…