2007年12月02日
和歌山県海南市へ。今年はじめての望年会に招かれました。会費をいただいての集まりなのに会場いっぱいの人でにぎわいました。講演の冒頭、「国会に送っていただいても海南の皆さんとはつながっています。議員宿舎で使うお風呂洗い用のブラシを購入したら海南産でした。さすがは日用雑貨の大産地とうれしくなりました。ブラシだけでなく海南の皆さんの声を国会に届けるためにがんばります」とあいさつすると皆さん大喜びでした。
料理研究会の皆さんによる手作りのお料理は、どれも素材のうまみを生かした抜群の味と彩り。とくに牛すじの煮込みは、味噌仕立てと違い「おっ」とうなるおいしさでした。海南の地酒「黒牛」(くろうし:海南の海に浮かぶ牛に似た島「牛島」と、産地の「黒江」からとった名)のフルーティーな香りにもぴったり。ついついお酒が進んでしまいました。
うたごえサークルの皆さんの歌唱指導で知った「いぬふぐり」という歌は、「うたごえは平和の力」の原点ともいうべき歌でした。千葉県の造り酒屋の娘・すずきみちこさんが、兄のように慕っていた男衆の「くにさん」を思って作った歌だそうです。紹介します。 いぬふぐり すずきみちこ 作詞・作曲 1. 丘はいまも柴山 いぬふぐりも咲いている 息をはずませてのぼった くにさんと一緒にのぼった 2. お茶の子のむすびをもって 二人呼びあいながらのぼった ももひきのちいさな足を 乾草のにおいが乾した 3. くにさんは戦争に行った いぬふぐりを放りつけて行った 手紙もとどかぬ遠くで くちもきかずに死んだ 4. 麦ののげを払いながら登る しばしばするなといってみる だけどくにさんは死んだ たくさんの人が死んだ 5. いぬふぐりを忘れない くにさんを忘れないずっと 戦争の悲しさを忘れない 戦争が起こらんようにする 私たちがけっして忘れてはならない歌の一つだと思います。いい歌を教えてくれてありがとうございました。
「ねがい」「千の風になって」の大合唱で心がひとつになったところで私は時間に。「いまから上京し、明日から国会で平和を守るためにがんばります」に大きな拍手が。枝と葉っぱのついたみかんのおみやげもいただいて、身も心も温かい気持ちになった海南の望年会でした。