ふうーっ。6年ぶりの国会質問が終わりました。適度な緊張で、落ち着いて大臣とやりとりでき、なかなかうまくいったと思います。
舞台は参議院総務委員会。テーマは深刻な医師不足。奈良県で昨年今年と続いた産婦死亡、妊婦死産と、兵庫県但馬地域での公立病院の「集約化・重点化」をとりあげました。この間、病院訪問など実態を調査し、地元の皆さんといっしょに県や政府と交渉してきた問題です。
西川京子厚生労働副大臣は、奈良県で来年5月までに、妊産婦と新生児の命を守る「総合周産期母子医療センター」を整備するために、必要な医師・看護師の確保も含め、県まかせにしないで政府が責任を持つことを約束しました。「安心して赤ちゃんが産めない地域をなくす」という政治のメッセージとして重要です。
増田寛也総務大臣は、地域の公立病院から医師を奪う「集約化・重点化」について、一律にすすめるのでなく「地域の実情をふまえて」行うべきとの考えを示し、政府として兵庫県但馬地域の実態をつかむこと、厚生労働省と協力しながら医師確保に努めることを約束しました。「命の重さに地域格差はつくらない」政治への第一歩にしなければなりません。
さっそく質問直前まで協力していただいた宮本次郎・奈良県議、安治川敏明・兵庫県豊岡市議に電話でお礼と報告。「その答弁は大きいです」「ありがとうございました」と喜んでもらえました。
それにしても、大臣や副大臣と一対一でやりとりできるなんて国会議員でなければできません。25分間の論戦を通じ、あらためてバッジの値打ちを感じました。送り出していただいた全国の支持者の皆さんに感謝です。
なにはともあれ、復帰後初の質問も無事終了。きょうのビールは格別うまかった。