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兵庫県但馬で病院訪問 円山川調査 党創立記念集会

2007年08月24日

 兵庫県但馬地方入り。4つの公立病院を訪問し病院長はじめスタッフの皆さんと懇談。訪問の合間に円山川の治水対策と国道482号線改良の現地調査。夜は党創立85周年記念の集いで講演でした。

 今回訪ねたのは簗瀬病院、八鹿病院、出石病院、豊岡病院。今回、簗瀬病院を訪ねたことで、昨年来、但馬に9つあるすべての公立病院と懇談したことになります。但馬では、深刻な医師不足が発端となって、3つの病院が診療所化されそうになったのを、地域ぐるみの運動ではねかえしたばかり。しかし、「医師集約再編」計画によって、10月から中小の病院は医師の体制が縮小されることになっています。

 簗瀬病院では、これまでの医師5人体制が3人もしくは2人になるため、9月から夜間救急の受け入れを中止することに。木山佳明病院長は、「これまで年間2700人の救急患者を受け入れてきた。地域医療の中核になれたと自負している。再編計画は患者さんがどうなるかを考えずに立てられた計画」と話してくれました。

 出石病院では、一時7人いた医師が現在3人になっています。西岡顕副病院長は「医師が3人になったからといって患者数は減っていない。そのうえに産業医の仕事、看護学校の講師、地域の健診もやっている。せめて3日に1回の当直が軽減される支援を」といいます。肉体的、精神的にぎりぎりの状態でも懸命にはたらく勤務医の実態をあらためて突きつけられました。

 但馬の9つの公立病院をすべて訪問し病院長と懇談してわかったことは、@どの病院も地域の患者さんに責任を果たそうと使命感を持ってがんばっていること、A交通の便の悪い山間部では、公立病院が住民の命と健康を守るうえでかけがえのない役割を果たしていること、B「集約化」によってその機能が破壊されることは社会的損失であり、命に格差をつくることになること、などです。

 そして、くっきり浮かび上がってきたのは、中核病院の機能は、周辺地域の中小病院の機能とセットになってこそ成り立つということです。中小病院の医師縮減によって、中核病院に患者が集中するなど、双方に悪い影響がでています。中核病院優先、中小病院縮小の立場では、中核病院の機能にも支障をきたすということです。これまでの地域医療体制の合理的役割分担にあらためて光を当てて、理論化する必要があると感じました。

(続きはまたあとで)

 党兵庫県国政委員長の堀内照文さん、藤原敏信朝来市議、竹浦明男養父市議、安治川敏明、奥村忠敏両豊岡市議が同行してくれました。感謝です。

 病院訪問の合間を縫って、04年の台風23号で堤防が決壊した円山川の治水対策の現場を視察。橋の架け替え、堤防の築堤、遊水池の設置予定地を、国土交通省や兵庫県の担当者に案内してもらいました。地元の区長さんたちも勢揃いしてくれ、「一刻も早く築堤を」の強い要望と「低堤防区間が残るのが不安」「古い神社の境内が削られるのがつらい」などの声をいただきました。全区長さんに文書で案内したベテラン市議・安治川さんの計らいはさすが。

 夜は、「日本共産党創立85周年・但馬地区記念集会」。村岡峰男党但馬地区委員長、前田貞夫後援会長のご挨拶に続き、私から、参院選を受けて様変わりした国会のわくわくする状況、新しい政治をひらくうえでの日本共産党の役割、宮本顕治・元議長の「大局観」に学んで、の柱で1時間ほどお話。事前確認を上回る140人もの方が参加してくれ会場は満席に。「元気が出ました」などの感想も。

 夜の懇親会では、八鹿高校事件の当事者の皆さんから、文書では残っていない貴重なおはなしを聞くことができとても有意義でした。ありがとうございました。


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