午前中、大阪市城東区で宣伝。さとう倫理府会予定候補（定数２）、３選めざす山中智子大阪市議（定数５）とともにマイクを握りました。いいですね。佐藤さんのキャッチフレーズ。“りんとして悪政に立ち向かう、人情味あふれる政治家”。東中光雄元衆院議員の秘書時代から生活相談３０年のさとう倫理さんにぴったりです。２４年ぶりの城東区での府会議席獲得に挑みます。

　山中智子さんのキャッチフレーズは“くらしまもれ、ひとすじ”。大阪では、学校の中で子どもや教師が事件に巻き込まれ、命まで落とすということが何度かありました。山中さんは、「わが子が学校から無事帰ってくるか心配」というお母さんの声を代表して、大阪市に学校安全指導員の配置を繰り返し迫りとうとう実現。また、大阪市のテニス場（大正区にある全国大会も開催されているコート）の売却計画に対しても鋭い論戦で中止に追い込むなど、“大阪市になくてはならない政治家”です。わかりやすく情感こもった演説も抜群。なんとしても再選を！

　午後、平野区で演説会。区民ホールはきょうも立ち見の出る満席でした。多彩な弁士が、それぞれの立場から日本共産党と山本陽子府会予定候補（定数３）、いなもり豊大阪市議（定数６）への期待を語ってくれたのがすごくよかった。

　シングルマザーは「子どもの穴のあいた靴下や小さくなった服も買い代えできません。塾で勉強させてあげることもできません。食費さえ足らない月もある。児童扶養手当や母子加算のカットはゆるせない」。年金生活の男性は「年金は減ってるのに何で税金や保険料がこない上がったんやと、いっぺん言うたろ思て区役所へ行きましたんやけどね、窓口が女性の方やったんでよういいませんでした。（笑い）なんぼ区役所に行ってもあかん。この選挙で共産党勝たせまひょ」（拍手）。元医師会長は「ドイツにも留学した知り合いの若い優秀な医師が、多忙の末、運転中に事故死しました。政府が医療費を抑制するもとで、医師の自己犠牲によって国民の命と健康が守られている。医療にもっと予算を」。いずれもズシリとくる訴えでした。

　応援に駆けつけてくれたあべ誠行府会議員（吹田選出）は、大阪府政の「オール与党」の実態とともに、平野区選出の無所属議員の議会における態度をリアルに紹介してくれました。それによると、この無所属議員は、本会議場では常に居眠りをしているとのこと。それも座席に背中をのけぞらせて熟睡し、起きたかと思ったら、こんどは体を横にして寝ているそうです。いったい何をしに議会に出ているのか！その無所属議員が質問をすれば、「大阪府の中小企業融資は代位弁済が多すぎる。コンピューターで数字を入力して、あぶない中小企業には貸すな」という内容だというのです。これでは中小企業に貸し渋りを続ける大銀行とまったく同じです。こんな人物が平野区では「中小企業の味方」を売りにしているというのですから、開いた口がふさがりません。

　山本陽子、いなもり豊の両予定候補の訴えに続き、私からは３０分のお話。�@「貧困と格差」に追い討ちをかける「逆立ち」税制はアカンの怒りを山本、いなもりへ、�A「憲法９条をまもろう」「若者や子どもを海外で血を流させる日本にしたらアカン」の思いを山本、いなもりに、�B「自民党をやっつけるためには民主党を応援したほうが早道では」と思っている方へ、情報提供します、�C大阪府・市政で、福祉の心をとりもどし、ムダな大型開発にストップをかけ、不公正な同和行政を終結できるのは日本共産党だけ。日本共産党をのばして、高すぎる国民健康保険料引き下げと無慈悲な保険証取り上げストップを実現しよう、�Dがんばれば前進できる情勢。視野をひろげ垣根を越えて日本共産党と山本・いなもり支持の拡大を、を柱に訴えました。

　とくに、国民健康保険料の引き下げは茨木市で４月から実現されること、東京や山形県などでは、いくら国保料の滞納があっても、子どもや病気の人がいる世帯からは保険証の取り上げはしません、という自治体が広がっていることを紹介すると、会場は大きくどよめきました。そうなのです。お金のあるなしではないのです。やる気のあるなしなのです。「福祉の心を持つ日本共産党をのばして、国保料引き下げと保険証取り上げ中止を実現させましょう」の訴えを大いにひろげたいですね。

　「きょうの話しよかったです」「あんな話ははじめて聴きました」などたくさんの方から声をかけていただきました。さあ、残る２週間、死力尽くして勝ち抜きましょう。

　夕刻、堺市での志位委員長の街頭演説を聴きに行きました。大変参考になりました。