2006年04月11日
ふう――っ。終わりましたぁ――。たったいま、「21世紀の世界のなかで 日本と中国の関係を考える――日本共産党と中国共産党の『理論会談』で語られたことを中心にして」と題した講演会(党生野天王寺地区委員会主催)で、1時間半の話を終えて帰宅しました。持てる力をすべて出し尽くしました。私のアタマの中にはもうなんにも残っておりません。いまはただハイレベルな達成感と解放感に浸るのみです。
ありがたいですね。大雨の中、仕事帰りの労働者、地域の青年やご年配の方が200人も来てくださいました。難しいテーマなのに、ほとんど帰る人もなく、皆さん最後までよく聴いてくれました。それだけで感謝です。講演を終えて、会場出口でごあいさつしていると、「よーくわかりました」「もーお、すばらしい話でした」なんて興奮気味に感想をくださる方もいて、思わず「ホントですか?」って聞いちゃいました。涙が出そうになるほどうれしかったです。
そのうえ会場で2人の方が日本共産党に入党してくださるとは!深々と頭を下げ、アリガトウゴザイマスってがっしり握手です。いっぺんに疲れも吹っ飛びますね。今回、兵庫や滋賀の行き帰りの電車の中で不破さんの本を読むなどハードな準備期間だったけど、引き受けてよかった。何より、私自身が”日本共産党の綱領路線の、現代世界における生命力”を実感することができました。感謝、感謝です。これからも、どんどん講師活動に挑戦したいと思います。 以下、きょうのレジュメです。21世紀の世界のなかで 日本と中国の関係を考える――日本共産党と中国共産党の『理論会談』で語られたことを中心にして 2006年4月11日 元参議院議員 山下よしきはじめに 両党会談にいたる経過・1949年中国革命の勝利、1966年「文化大革命」で中国経済は最悪の状態に・1978年「改革・開放」、市場経済導入、以来、中国経済は世界で稀に見る大発展・新しい発展方向を探るために「マルクス主義理論の研究と建設のプロジェクト」一、現代の世界をどう見るか・20世紀に起こった世界の構造の変化・現代資本主義は広範な問題でその存廃の是非が問われている――搾取と貧困、南北問題、地球環境など・二つの体制の競争の新しい段階――世界銀行総裁が中国の貧困削減の実績を賞賛二、現代の社会主義について・ソ連問題をめぐって――社会主義の原則投げ捨てた専制主義と覇権主義の破産・マルクスの未来社会論と日本共産党綱領の定式化――「生産手段の社会化」を土台にどんな社会をつくるか・「中国的特色ある社会主義」への見方をめぐって――指導勢力のまじめさ、社会主義の事業にたいする真剣さ、誠実さの評価がなにより重要三、「中国的特色のある社会主義」への6つの問題提起@社会主義への道の原動力――国民の社会主義的自覚A社会主義の視野からの経済的成果の解明B中国経済の「平和的興隆」論をめぐってC社会主義の企業形態の問題D資本主義の害悪への理解をどうして広めるかE社会主義か資本主義かを対比する観点が重要おわりに 日本での活動にどう生かすか