2006年02月18日
大阪で「国会報告とたたかい・要求懇談会」。吉井英勝衆院議員、小林みえこ参院議員といっしょに参加しました。様々な団体から要求が出され、国会論戦とともに大阪ですぐ運動を起こしたい内容もたくさん。今後に生かしたいと思います。 全体を通して感じたことは「規制緩和万能」路線の破たんです。タクシー業界では、台数制限や参入規制を取り払い、運賃を自由化した結果、生活保護水準以下の賃金しかない労働者が生まれるなど、労働条件と安全運行に深刻な影響がでています。懇談会では、こうした状況のもと、国土交通省の交通政策審議会・タクシーサービスの将来ビジョン小委員会のメンバーに自交総連の代表が選ばれたことが報告されました。 大型店出店について一定の規制強化となる「まちづくり3法」見直しなどと合わせると、政府の側でも「規制緩和万能」路線を部分的に修正せざるを得なくなっていることがわかります。国民生活の安全や安心が崩れかけているいま、幅広い人々との共同で、「ルールある経済社会」への転換をすすめるチャンスだと思いました。
夜は、知人の廣澤大介さんが出演する「ヴァイオリンと声楽の夕べ」。2001年ポーランドで開かれた「障害を持った音楽家のための国際音楽フェスティバル」で特別賞を受賞した廣澤大介さん。彼の奏でるヴァイオリンは、榊原契保さんのピアノ伴奏と合わさって、言葉では表しきれない優しさと思いやり、そして勇気を会場いっぱいに響かせてくれました。なんででしょう?廣澤さんの「見上げてごらん夜の星を」を聴くといつも涙があふれてしまいます。 目のご不自由を乗り越え美しいバリトンを聴かせてくれた時田直也さんも素敵でした。人間ってすばらしいなあ、生きるっていいなあ、と感じたひと時でした。