2005年05月22日
奈良へ。奈良市内の3ヶ所で演説&懇談会。それぞれ特徴があって面白かったです。
平城第二団地集会所は、1月にも大型店出店問題でおじゃましたところ。その後、衆院予算委員会でこくた恵二衆院議員が質問し、商調法(知事が周辺の小売商業者への影響を調査し是正勧告できる)の適用が可能であると政府にはじめて認めさせたことを報告すると、参加者の皆さんは大きくうなづいてくれました。
田中美智子県議は、ニューヨークでおこなわれたNPT再検討会議に参加した模様をパワーポイントも駆使して報告。日本代表団の奮闘ぶりがいきいきと伝わってきました。平城第二団地の皆さんがNYに持たせてくれたというタペストリーも素敵でした。(写真は田中県議とタペストリー)
集会所でお昼ご飯をご馳走になりましたが、一品一品手作りのお料理。しかも、たっぷりの野菜は地域の党員の方が畑で作ったものだというではありませんか。にぎやかで心のこもったおもてなしに大感激でした。(写真はテーブルに並んだ数々の料理。とってもおいしかったです)
京西公民館、登美ヶ丘公民館では、かつて私が大阪でお世話になった方が地域で活動されていて、たくさん足を運んでくださり、うれしさと懐かしさでいっぱいでした。大阪安保の寺本先生、銀行労働者だった横山さんをはじめ、大阪の党や労働組合でがんばっていた方が奈良にはたくさんいらっしゃいます。95年の参院大阪選挙区選挙で若い私を押し上げてくれた皆さんと、今度は衆院近畿ブロックで5議席奪還めざすたたかいをご一緒できると思うと勇気百倍です。(写真は京西公民館、私のとなりは西本守直前市議)
大阪の耳原病院で働いていたという方は「きょうは山下さんが来ると知って、主人が『お前行ってこい』と送り出してくれました。重い障害を持つ息子がいるので二人そろっては出られません」と話してくれました。涙がこぼれそうになりました。なんとしても期待に応えねばならない。もう一度国会に戻って、人々の役に立たねばならない。心底そう思わせてくれました。(写真は登美ヶ丘公民館での記念撮影。私の右が原田栄子市議) 3ヵ所の懇談会は、原田栄子、山口ひろし市議、西本守直前市議が、それぞれ党支部の皆さんとともに準備してくださいました。たくさんの方とお会いできエネルギーを蓄えることができました。ありがとうございました。 夕方、大和郡山市へ。2週間後にはじまる市議補選の応援です。大和郡山といえば”金魚のまち”として有名です。私も生協職員だったころ、地域のお祭り用にトラックで、きれいで元気な郡山の金魚を仕入れに来たことがあります。人々に清涼感を届けてくれるまち、それが大和郡山です。 ところが、今度の市議補選のいきさつを聞いて驚きました。現職の市会議員が、市職員の名を使い現金をだまし取り、詐欺罪で逮捕され、辞職したことによっておこなわれるというのです。さわやかな大和郡山のイメージを汚す恥ずかしい事件です。 ならばここは、”清潔いちばん”、日本共産党の出番でしょう。不正腐敗の追及といえば、日本共産党の右に出る党はありません。私がまだ高校生だったころ、ロッキード汚職事件の国会での証人喚問をテレビの生中継で見ました。政界の黒幕と呼ばれた人物などを鋭く追求し、悪いことをしたら国会がちゃんとお裁きしてくれるんだ、とスカッとした気分にさせてくれました。そのときブラウン管の中で追求の先頭に立っていたのが、わが日本共産党国会議員団の大先輩である東中光雄、正森成二、橋本敦などの弁護士出身議員でした。 最近では、外務省の予算を食い物にしていた鈴木宗男の追及で、「ムネオハウス」の流行語大賞まで受賞した佐々木憲昭議員が記憶に新しいところです。 そして大和郡山でも、これまで、同和事業に関連する不正と利権の追及、県会議員の肩書きを利用した補助金疑惑の追及、職員不正採用疑惑や市職員への暴力事件の追及など、日本共産党市会議員団の独壇場でした。
国政でも、大和郡山市政でも、清潔・勇気を貫き、不正追及の先頭に立ってきたのが日本共産党です。しかも、予定候補者がいい。32歳の上田けんじさんです。2月に奈良で青年雇用シンポジウムをおこなったときにパネリストを務めてくれた彼です。市内の電気工事会社で働いていた上田さんは、サービス残業(ただ働き)などの不正を正すために、たった一人で労働組合を立ち上げ、職場の労働条件を改善しました。街頭で若者の仕事と雇用の悩みの相談活動にも取り組んできました。曲がったことは許さない、正義感あふれる青年です。不正を許さず、暮らしを応援する確かな力、上田けんじさんをどうかよろしくと、力を込めてマイクを握りました。上田予定候補も元気いっぱいでよかった。勝利めざし、思いっきりぶつかってくださいね。街頭宣伝には、牛島たかのり、杉村よし子、小林忠義の3市議も全員駆けつけてくれました。 夜、党大阪府委員会に戻り、JR福知山線事故の問題で、宮本岳志前参院議員らと打ち合わせ。宮本さんは、参院では運輸関係の委員会に所属し、列車事故なども取り上げてきたエキスパート。近々予定しているJR西日本、近畿運輸局との交渉に向けて再発防止のポイントを整理しました。 そこへ奈良から連絡が。演説&懇談会に参加してくれた40歳代の女性が日本共産党に入ってくれたとのこと。「つるし柿の絆」の話がよかったらしい。党支部の皆さんも喜んでくれているそうで何よりです。奈良の皆さん、よい知らせをありがとうございます。また一緒にがんばりましょうね。