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兵庫県赤穂市へ。台風災害と土地区画整理事業の調査・懇談

2005年01月26日

photo 朝から、「忠臣蔵」四十七士の討ち入りで有名な兵庫県赤穂市に向かいました。JRを7度乗り継ぎ播州赤穂駅に。

 村阪やす子市議が出迎えてくださり、さっそく3年半で破綻した「駅周辺整備事業」(3セク方式で造った駅ビルが大赤字のうえに誘致したホテルが建設途中で撤退)の説明を受けました。なるほど、駅のすぐ横のホテル予定地は工事用の高い塀で囲まれたままになっています。観光の街でもあるのにこれでは印象が良くありません。

photo 赤穂城の隅櫓(すみやぐら)のすぐそばにある党赤穂市委員会の事務所に寄り、小林とくじ市議とともに、昨年秋の台風21号で被害が大きかった有年(うね)地域へ。千種(ちぐさ)川と支流が溢れたそうで、建物の泥のあとにそれが印されていました。床上1メートルくらいまで浸水したといいます。

photo 全壊認定になった住家を見せてもらうと、左官屋さんが落ちた壁を塗っていました。おばあちゃんと息子さん夫婦、孫の5人家族で住んでいたのですが、現在3ヵ所に別れて避難生活しているそうです。自然災害が生活基盤を長期にわたって破壊することをあらためて感じました。

photo 地域を歩くと、党国会議員団の奮闘もあり、「被災者生活再建支援法」の弾力的運用で、床上浸水の被災者にも支援金が支給されるようになったことが喜ばれていました。「お困りのことがあれば何でもいってください」と宣伝しながら、被災状況とご要望を聞いて回りました。

photo 午後は、川本孝明議員とともに「塩屋土地区画整理事業」の現地調査をし、「考える会」の住民の皆さんと懇談。集まってくれた10人ほどの方から「事業の最終段階になって突然べらぼうに高い『精算金』を請求されて納得がいかない」などの声を聞かせていただきました。

 「もともと住んでいる人には減歩も負担金もありませんというので協力した。なのに18年たってから、前の道路が広くなったので200万円もの精算金をいただきますという。おかしい」「換地の線引きがころころ変わったあげく、間口が広くなったのでと200万円を超える精算金がかかってきた。10年で払えといわれたが、いま65歳なのにとてもむり。せっかく新築した家を売るしかないかと考えている」「家の前に太い道ができたからと500万円近い精算金を請求された。5年で払えといわれ、食事も喉を通らない」

 聞いていて大きな疑問を感じました。まちづくりの主人公は住民ではないのか。主人公がこんなひどい目に遭わされていったい何のための区画整理事業なのか。

 現在、「考える会」の皆さんは、塩屋土地区画整理事業の施工者である赤穂市の処分を不服として、兵庫県に対して行政不服審査請求を提出していますが、大いに注目したい。

 全国でも良く似たケースが起こっているとも聞きます。そもそも法や制度にゆがみはないのか。あるならどのように改善すべきなのか。同時に、現在法外な精算金を課せられている住民を救済するすべはないのか。私も国会議員団や専門家の知恵も借りて、研究し、運動したいと思います。

 行動予定を終え、せっかく赤穂まで来たんだからと、名物のカキを食べに行きました。赤穂のカキは大きくて身がしっかりしているのが特徴。たっぷり堪能しました。3月末には市議選がある赤穂。またお邪魔したいと思います。

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