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豊岡での山下よしきの演説(6月3日)

2007年06月04日

 但馬のみなさん、こんにちは。山下よしきです。日本共産党を好きになってくれる方、日本共産党と書いてくれる方をドンと増やしたいと、兵庫、大阪、滋賀、奈良、和歌山を、毎日元気いっぱい走っています。どうぞよろしくお願いします。

photo 先日、滋賀県を訪ねたとき、戦艦大和の乗組員だったという方にお会いしました。当時19歳だったその方は、大和に乗って沖縄に向かいます。出発後すぐ猛攻撃を受け、あっという間に巨艦は傾きました。爆弾の直撃を受けた艦内でハッチを開けると、目の前に16歳の少年兵が血まみれで倒れていたといいます。3000人の乗組員が戦死、生存者はわずか260人でした。
 碇のマークに横線の入った大和乗組員の帽子をいまもかぶっているその方は、声を絞り出すようにして私に言いました。「戦争はあかん。絶対にあかん」。

 みなさん。日本の起こした戦争を「正しい戦争」だったと思い込み、憲法をかえて「戦争する国」をつくろうとしている政治家たちは、戦争の本当の恐ろしさを知らない、知ろうともしない人たちではないでしょうか。そんな人たちに、私たちの子どもたち、若者たちの、命と青春をゆだねるわけにはいきません。

photo 82歳の元大和乗組員の方が、初対面の私を自宅に招きいれ、壮絶な体験と平和への思いを聞かせてくれたのは、私の名刺に大きく書かれた「日本共産党」という文字を見てのことでした。他の党がすべて戦争推進の流れに飲み込まれてしまった時代に、ひとり「侵略戦争反対」の旗をかかげたたかいぬいた日本共産党の値打ちがいまひときわ輝いています。
この党の値打ちを、すべての人々に伝えひろげるために、がんばろうではありませんか。

 日本共産党の値打ちは、戦争体験者にしか伝わらないものではありません。5月の連休明け、但馬の地を堀内照文さんと宣伝カーで駆け抜けました。養父市の大屋というところにおじゃましたときのことです。但馬の雄大な山やま、緑にかがやく田んぼをながめながら演説していると、学校から帰る小学生たちが通りかかったのです。停留所でバスを待つ時間があったからでしょう、たくさんの子どもたちが並んで私の話を聞きはじめました。
 子どもたちにもわかるように、「戦争になったら子どもたちがかなしい目にあう。だから、日本が戦争する国にならないように私たち大人ががんばります」という話を終えると一斉に拍手してくれました。

 3日前、その中の一人の子から、手紙が届きました。
 「こんにちは。ぼくは5月7日に話を聞いた大屋小学校の○○です。よしきさんの言ってる事は正しいと思います。ぼくたちは戦争をしたくないし、また『げんばく』を落とされたくありません。それに友達や家族を失いたくないです。ぼくだけでなく、ほかの人もかわいそうです。もし会議に出るのであれば『安倍そうり』にぼくの事を言ってもらえませんか?安倍さんのせいで日本がこわれそうです。この60年間の安心できる日本をこわさないで下さい」

 みなさん。日本共産党のメッセージは子どもたちにもしっかり届く「正しい」メッセージです。参議院選挙でこの党をグンと伸ばして、改憲勢力をギャフンといわせようではありませんか。

 私は“あったかい人間の連帯を国の政治に”をモットーに、次の5つのことをみなさんとともにすすめます。
 第1に、憲法9条を守り抜き、「海外で戦争する国づくり」を許しません。
 第2に、“庶民に大増税、大企業・大金持ちに大減税”という「逆立ち」税制をただします。
 第3に、ムダな大型開発や軍事費を削って、社会保障と教育をよくするために、大事な税金を使います。
 第4に、人間らしく働くルールをつくり、若者の使い捨てにストップをかけます。
 第5に、中小企業、農林漁業、子育て世代を応援し、緑と自然、環境を守ります。

photo 「共産党はええこと言うけど力がない」とお思いの方もあるかもしれません。本当にそうでしょうか。

 私の国会活動の原点は、阪神・淡路大震災です。道路や港はどんどん復興するのに、被災者個人の生活再建はいつまでたっても置いてきぼり。震災の年に国会に送っていただいた私は、村山総理、橋本総理にくりかえし個人補償を求めました。しかし、「私有財産制の国では個人の財産は自己責任が原則だ」という冷たい冷たい答えしか返ってこなかった。国会議員というのはこんなにも無力なのか、と悔しい思いをしました。

 そのとき、私を奮い立たせてくれたのが、阪神・淡路の被災者の深刻な実態と生の声であり、「被災者の生活再建に公的支援を」という被災地からの大きな運動でした。そうや!政府がやらんのなら、立法府たる国会が、被災者とともに法律をつくろう、それが戦後未曾有の大災害が起こったとき国会に身をおくものの歴史的使命とちがうか――その思いでがんばることができました。あの時みなさんとつくった「被災者生活再建支援法」は、3年前、但馬を襲った台風23号の被災者の運動で、水害による住宅被害にも適用が拡大され、多くの人たちの支えとなっています。

 どんなに壁が厚くとも、国民・市民の運動とスクラム組んでたたかうなら政治を動かすことができる――これが私が阪神・淡路、そして但馬のみなさんとともにつかんだ確信です。
 但馬の医師不足の問題で、「命の重さに格差があってはならない」「但馬の公立病院を守れ」「医師を増やせ」という地域ぐるみの運動が、9つの公立病院を守り抜き、政府の医師確保対策を強化させたことも大変大きな成果です。

 日本共産党は、草の根の力と連帯し、国民の要求で国政を動かす“力のある”政党です。どうか参議院選挙でこの党を伸ばしてください。

 政党を選ぶ比例代表は、全国がひとつの選挙区です。全国どこでも「日本共産党」と書いてくださる方を増やしてください。全国で650万人、兵庫で35万人、但馬で2万人以上の方に書いていただくことが私たちの目標です。なんとしてもやりとげ、比例代表で、私、山下よしきも含め5人の議席をかちとらせてください。

 兵庫選挙区は、34歳の堀内照文さん。この2年間、兵庫県かをくまなく歩き、悪政に苦しむ県民の叫び、涙、願いを体いっぱいにつめこんできました。私もぞっこん惚れ込む、兵庫の若き代表、堀内照文さんを必ず国会へ押し上げてください。
 心からお願い申し上げまして、ごあいさつとします。ありがとうございました。

ぜひ、ご意見・ご感想をお寄せください
 
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