終戦記念日の15日、各地で宣伝行動が取り組まれる中、日本共産党大阪府委員会もJR大阪駅前で、毎年恒例の街頭宣伝をおこないました。
宣伝では「しんぶん赤旗」8月号外を配布し、山下よしき府副委員長・元参院議員、小林みえこ参院議員、吉井英勝衆院議員がマイクで訴え。
山下氏は、現在のイラクの実態や国内の改憲の動きなどを紹介し、「戦争では紛争解決もテロもなくすことはできません。憲法を投げ捨てるのではなく、しっかりその精神を掲げ、世界のへ和に貢献することこそ日本の歩むべき道」と強調。
小林議員は、愛国心の押しつけに見られるように、憲法改悪の動きが教育の現場にもあらわれているとし、「歴史の逆戻りを許すもの」と批判。アジアと日本の多数の犠牲の上につくられた憲法を変えようとしている自公民の動きを紹介したうえで、「変えなくてならないのは憲法でなく自公民による政治」だとし、「82年間、反戦を貫いた党として憲法9条を守り抜くため全力を上げたい」と決意をのべました。
吉井議員も戦争放棄をうたった憲法9条の先駆性にふれ、「あらゆる紛争解決には武力ではなく外交交渉などの話し合いが必要」と強調。「さまざまな考えの人と憲法9条を守る大きな共同を広げていきたい」と語りました。
通りがかりの50代の男性は、「憲法を変えたらすぐ牢獄に入れられる時代がまた来る。共産党は小さいけど、逆境に負けず頑張ってほしい」と語っていました。
写真:終戦記念日に憲法を守り、輝かせようと訴える手前から小林みえこ参院議員、山下よしき党府副委員長・元参院議員、吉井英勝衆院議員=15日、JR大阪駅前
(「大阪民主新報」2004年8月22日付より)