日本共産党大阪府委員会は、参議院選挙の結果を受けて、以下のコメントを発表しました。

参院選挙ご支援のお礼とわたしたちの決意

2004年７月12日　日本共産党大阪府常任委員会

　７月１１日投開票された参院選挙で、市田書記局長の当選と比例４議席を確保することができました。しかし、選挙区の宮本たけし候補の議席を守りぬくという大阪の責任を果たすことができませんでした。たいへん残念であり、申し訳ない思いです。くらしの願い、平和の願いを託して日本共産党を熱く応援していただいた有権者のみなさん、酷暑のなかをご奮闘いただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに心からのお礼を申し上げます。

　選挙結果については、様々なご意見をお持ちのことと思います。選挙総括は、党内外の声を聞かせていただいて、深めたいとおもいます。ぜひご意見をお寄せください。

　わが党は選挙戦をつうじて、自民党も、民主党も、年金問題、消費税の値上げ、憲法９条改定などで、同じ政治の流れのなかにあることを正面から批判し、日本共産党がのびてこそ、それに対抗する新しい政治をおこし、日本の政治をよくするたしかな力になることを訴えてきました。この訴えが届いたところでは熱い手ごたえを感じることができました。しかし、「自民か、民主か」という流れが強力につくられるもとで、府民の世論を大きく動かすことができませんでした。

　わが党は、選挙勝利にむけて、「しんぶん赤旗」読者の３割増を選挙戦の中心にすえてとりくんできました。この半年で３万３千人の読者を増やし、昨年総選挙時の読者数を上回る水準でこの選挙戦をたたかいましたが、日本共産党を大きくするとりくみはまだ途上です。府民のみなさんの期待にこたえるためにも、「力のある日本共産党」をつくるために、いっそう努力を重ねる決意です。

　選挙戦をつうじてわが党が政治の熱い焦点としてとりあげた、年金、消費税、憲法などの問題は、「２大政党」のもとでいっそう重大化することはさけられません。年金制度改悪反対、消費税増税許すな、憲法９条を守れ、自衛隊の多国籍軍派遣反対は国民多数の世論です。そして、この国民の願いにこたえられる政党は日本共産党しかありません。

　道理の力と草の根の力が政治を動かします。わが党は、この選挙戦で寄せられた１票１票の願いを正面から受け止め、選挙戦でかかげた公約の実践のために力をつくすとともに、つぎの国政選挙に向けて、新しい政治をおこす取り組みを日常不断の任務とし、国政の場でも、草の根でも、全力をつくすものです。

　引き続き府民、支持者のみなさんの大きなご支援を心からお願い申し上げます。

以上

比例代表

政党名	獲得 議席	得　票
		全　国	大阪府
日本共産党	4	4,362,571	434,046.282
民主党	19	21,137,455	1,274,176.033
自由民主党	15	16,797,686	882,465.634
公明党	8	8,621,264	751,657.321
社会民主党	2	2,990,665	130,362.000
女性党	0	989,882	66,882.999
みどりの会議	0	903,773	54,298.387
維新政党・新風	0	128,478	10,218.000

　

大阪選挙区

	候補者名	党　派	得　票
当	尾立　源幸	<民主　新>	910,597
当	山下　栄一	<公明　現>	795,256
当	北川　一成	<自民　新>	735,164
	辻元　清美	<無所　新>	718,125
	宮本　岳志	<共産　現>	442,755
	増田　義雄	<無所　新>	34,819
	大城戸　豊一	<諸派　新>	13,916