午後、京都市の西京区、右京区で演説会。西京、右京は観光名所・嵐山を抱える自然と歴史豊かな落ち着いた街。行き帰りに乗った阪急桂線、JR山陰線はアベックや親子連れなど観光客でいっぱいでした。
演説会はどちらも大勢の人が足を運んでくださいました。瀬戸恵子・比例候補、吉田幸一・京都4区候補も、「どうしても国会議員になってこの声を届けたい」と気迫のこもった演説。いいです。
私は30分余の演説。麻生首相は国会で「国民の暮らしから不安をとりのぞく」と演説したが、不安をつくったのはいったい誰か。反省なしにまともな打開策は出てこない。日本共産党は、不安のおおもとに何があるか、どうすれば国民の願いが実現するか、しっかりした展望を示していると、青年雇用、後期高齢者医療制度、インド洋での米軍への給油をテーマに訴えました。
両会場とも随所に笑いや合いの手、拍手が入りとても話しやすかった。「おもしろかった」「よくわかりました」などの感想をいただきました。
京都を離れ、大阪・難波へ。15人もの犠牲者を出した個室ビデオ店放火事件の現場に立ちました。ブルーシートと府警の非常線に囲まれた雑居ビルの前には献花台が。お水を捧げ、手を合わせました。
放火とはいえ、どうして15人もの犠牲者が出たのか。ブルーシートの隙間から見えるビルの壁はほとんど焦げておらず、ビデオ店入り口のひさしの下が少し黒くすすけている程度。大炎上ではなかったようです。
報道されているように、狭い店内を耐火性の高くない合板でたくさんの部屋に間仕切り、燃えると黒煙の出やすいポリウレタン製のソファを入れていたことが、一気に煙を充満させ多くの人命を奪ったのか。
繁華街の中にあるこうした店が、安くて便利な宿泊施設として利用されている実態に、消防法の規制が追いついていない点も指摘されています。
大都市の日常生活に潜む危険がどのようにして生み出されるのか、しっかり掘り下げてみたいと思います。