無責任極まりない福田首相の政権投げ出しからまだ3日目だというのに、マスメディアの目はすでに自民党総裁選一色に染まりつつあります。夜7時のNHKニュースのアナウンスまで”だれだれが名乗りを上げた”と高揚感をふりまく異様なトーンでした。
いいのでしょうか?いまジャーナリズムがやるべきことは、なぜ2代続けて首相が政権を投げ出したのか、背景にある自民党政治の行き詰まりの中身を、国民の立場で冷静に分析することではないでしょうか?
それは脇において、ただ総裁候補の顔ぶれだけ追っかけ、表面的な違いを大げさに報じるのでは、政治に対する国民の怒りと変革の願いに冷や水を浴びせるようなものです。「しんぶん赤旗」の役割がますます重要ですね。
上京し、「無保険の子ども」問題で厚生労働省の担当者から説明を受けました。何度説明を聞いても、厚労省のいう「保険料負担の公平性」よりも、「医療を受けられない子どもをつくらない」ことの方が優先順位ははるかに高いと感じました。
保険証取り上げ(資格証明書発行)をただちにやめさせることが必要です。そんなことをやっても保険料収納率の向上につながらないことは事実が証明しているのですから。