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舛添大臣の“心”がみえた

2008年03月14日

 「高齢者を差別するどころか、むしろきめの細かい心のこもった医療を提供するための制度だ」「もっともっと制度の中身を知らせて理解してもらわなければならない」――きょうの参院予算委員会で舛添厚労相が後期高齢者医療制度について語った言葉です。

photo 本気で言っているのでしょうか?日本共産党の小池晃政策委員長が指摘したとおり、この制度は、75歳になったとたん、それまで入っていた保険から排除し、別建ての制度に囲い込んで、負担は増やし給付は削るというもの。国民皆保険制度を持つ国で、年齢で高齢者を差別している国がほかにあるのかと聞かれ、舛添厚労相は「ございません」と答えざるをえませんでした。世界に例がないほど高齢者に冷たい制度ということです。

 口でいくら“高齢者にきめ細かな心のこもった医療を提供する”といっても、政府が高齢者に対する医療費をどれだけ削減しようとしているのかみれば本音がわかります。小池さんは、政府の今後の医療費削減額を提示。2015年に医療費全体で3兆円削減するうち後期高齢者で2兆円、2025年には全体で8兆円削減するうち後期高齢者で5兆円削減する計画になっています。医療費を削減するために高齢者を差別するという“本心”が数字にはっきり表れているではありませんか。

 本音を隠し浮ついた美辞麗句で高齢者をだます。こんな詐欺のようなやり方をだまって許すわけにはいきません。もっとも高齢者もそう簡単にだまされているわけではない。全国各地で後期高齢者医療制度の学習会がもたれ、“制度の中身を知らせて理解”が進むほど怒りが広がっています。老いも若きも世代を超えて“現代の姥捨て山”を崩壊させるために力を合わせるときです。
 

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