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イギリスの国会議員と懇談 日本共産党の存在にびっくり

2008年02月20日

photo 訪日中のイギリスの国会議員団と英国大使館で懇談。まず、昨年10月にフランスのストラスブールで行われた欧州評議会・第16回OECD活動拡大討議の際に面会したデイビッド・ウィルシャー議員(保守党)の希望で、当時の日本国会代表団のメンバーとの懇談会。

 欧州評議会の政治委員会委員でもあるウィルシャー議員は、オブザーバー国である日本からの欧州評議会訪問回数を増やしてほしいと提案してきました。私は、@OECDに関する討議なら日本もOECD加盟国なので参加する意義があるが、他の委員会では欧州内部の問題を討議しているのではないのか?A他のオブザーバー国はどんな委員会でどんなテーマの討議に参加しているのか?と2つの質問。

 ウィルシャー議員は、「けっして欧州内部の問題を討議しているのではありません。たとえばオブザーバー国のカナダは赤ちゃんアザラシを捕獲しているが、このテーマの討議に参加して『カナダの伝統に介入するな』と激しい論争をやっています。もっと厳しい論争をお望みなら、女性の権利の討論がいい。二度とストラスブールに来たくなくなるでしょう」(笑い)とウィットに富んだ回答。日本側として検討することになりました。

photo 続いて、8人のイギリス国会議員団の皆さんと食事をしながら懇談。英日議員連盟会長のロジャー・ゴッドシフ議員(労働党)に「イギリスは地球温暖化対策に力を入れていますね」と水を向けると、「そのとおり。最近、炭素税を導入しました。温暖化対策で世界が足並みをそろえるために日本からアメリカを説得してください」(笑い)との答え。「アメリカも変化しています。シュワルツネガー(カリフォルニア州)知事は積極的です」と返すと、「失礼しました。アメリカをすべて同一視してはいけませんね。次期大統領候補もみんな温暖化対策を公約に掲げている。変わらねばならないのはブッシュです」(笑い)。イラク、温暖化とブッシュの政策は同盟国イギリスでも批判にさらされています。

photo 同席したイギリスの民間の方に、「アメリカのマイケル・ムーア監督の映画『シッコ』を観ました。イギリスでは病院での患者負担はゼロなんですね」と聞くと、「そうです。イギリスがナショナルヘルス制度を持っていることを誇りに思っています」と即座に返ってきました。「サッチャー政権時代は社会保障をカットしたと聞いていましたが、その時代にも制度は維持されたのですか?」には、「1946年に制度が作られて以来、予算が厳しいときもありましたが守られてきました」と胸を張ります。映画で観たとおり、この制度は、立場を超えたすべてのイギリス国民の誇りのようです。同じ資本主義国である日本でできないはずはありません。

 懇談で、私が「日本共産党の参議院議員です」と自己紹介するとどなたも驚きます。上院議員でもあるフォークナー卿(労働党)はにっこりしながら「とても興味深い。イギリスには共産党の議員はいない」と近づいてきました。私が「日本共産党はソ連共産党とたたかった共産党です」と紹介すると、「チョコスロバキア侵攻には反対した?」とフォークナー卿。「もちろんです。アフガン侵略にも反対しました」。そこからは質問攻めに。「非合法だった時代はありますか?」の問いに、「戦前は非合法でした。しかしそのときも2つの活動をしました。絶対的な権力を持っていた天皇制を倒して国民が主人公の世の中を作ることと侵略戦争に反対することです。そのことを私たちは誇りにしています」

 「共産党の国会議員は小選挙区と比例代表のどちらで選ばれているのですか?」に、「いまは衆参とも全員比例代表から選ばれています。しかし私も1995年の初めての当選は大阪選挙区から選ばれました。定数3で2位で当選することができました」と答えると「すばらしい」。最後に記念写真をお願いすると「喜んで。共産党の国会議員と一緒に写真を撮るのは初めてです」と笑うフォークナー卿に、「私も卿のつく方と一緒に写真を撮るのは初めてです。きょうはすばらしい出会いでした」

photoThank you for your kind, Lord FAULKNER!

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