よかったです。国会の大空転は回避されました。昨夜、与党が提出した道路特定財源の暫定税率を2カ月延長する「つなぎ法案」を、きょう午前、衆院の委員会で与党はいったん強行採決しました。しかし、野党の申し入れを受けた河野洋平衆院議長と江田五月参院議長のあっせんにより、与野党の合意が成立し「つなぎ法案」は取り下げられることになりました。画期的なことです。
もしあのまま与党が突っ走っていたら、衆参の国会審議が無意味なものにり、国会は空転、国民にとって大事なことがまったく審議されない事態が続いていたところでした。しかし、正論の力が見事に働きそれを許しませんでした。与党の暴走を批判しつつ、議会制民主主義の筋にたった対処を求め続けた日本共産党の役割も小さくなかったと思います。市田書記局長、こくた国対委員長の日ごろからの細やかな心配りも実ったのではないでしょうか。すばらしいことです。
いよいよ明日から参議院を舞台に補正予算の審議が再開されます。国民の切実な要求から出発して政治の根本的転換を求める論戦に、腰をすえてとりくみたいと思います。
緊迫した局面を縫って、「希望のもてる働き方をいまこそ!1・30格差是正と派遣法改正を実現する院内集会」に顔を出しました。連合、全労連、全労協という労働組合のナショナルセンターを越えた共同のとりくみで、民主党、日本共産党、社民党、国民新党、公明党の議員・秘書が多数参加しました。
日本共産党は昨年12月、「労働者派遣に新しいルールを確立し、派遣労働者の正社員化と均等待遇を実現します」という労働者派遣法改正要求を発表していますが、各党でも派遣法改正の具体案が検討されていることが紹介されました。国会内外の世論と運動を大きく盛り上げて実現したいですね。
私も、日雇い派遣の若者たちの声を直接聞いて舛添厚労相にぶつけたことを紹介し、「派遣哀史」ともいうべき若者の使い捨てを政治の力でなくすために奮闘する決意を発言。
きょう、先日訪ねた篠山市の前田えり子さんから特産の「山の芋」が届きました。私のゲンコツくらいの大きさの立派な芋です。これを食べたらネバリ腰のある質問ができる?