▼1月22日。昨日深夜、北海道から国会へ戻り、午前中、参院本会議。政府4演説に対する各党の代表質問でした。自民党の尾辻参院議員会長が、「社会保障費の削減はもう限界。平成21年度予算では2200億円の削減を行わないよう約束してほしい」「どう抑制するかではなく、どのような社会保障サービスが必要かから議論すべき」と発言したことは注目すべきです。

　午後、山下室打ち合わせ。夕方、法案審査会。夜、北海道調査のまとめ。

▼1月23日。午前、午後、参院本会議で各党代表質問の続き。日本共産党の市田書記局長は、政府が医師の養成数を減らし、公立病院の縮小・統廃合を大規模にすすめるなかで「医療崩壊」が起こっている実態を告発。道路特定財源を維持する理由として、政府が「救急病院への交通の利便性確保」を持ち出していることについて、「病院の閉鎖を余儀なくさせておいて、道路で病院を結ぼうというほど本末転倒はない」と批判すると、議場からは「そのとおり」の声と大きな拍手が湧き起こりました。

　代表質問のあと、議場では先日がんでご逝去された故・山本孝前参院議員に対する弔詞が朗読されました。山本氏とは2001年参院大阪選挙区で議席を争い私が惜敗した間柄です。昨年の参院選挙を山本氏は末期のがんでありながらたたかいぬき再選、私も6年ぶりに復活させていただきました。参院選直後の本会議場で、酸素吸入器をつけた山本氏とお互い「よかったですね」と握手をかわしました。ある意味私を鍛えてくれた同僚議員でもあったわけで、心からの哀悼を捧げました。議事堂の中庭には雪が舞っていました。

　本会議場を飛び出して、車で東京駅に直行し、大阪・堺市へ。夜、堺市民会館大ホールで知事選挙の演説会でした。元衆院議員の藤田スミさんの演説を久しぶりに聞くことができたのはうれしかった。いつまでも変わらない澄みきった声で聴く人の心に染み入るお話でした。1000人の参加者で最終盤、梅田勝利に邁進です。