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オブラートに包んで毒を飲ませるようなもの!――放送法「改正」修正案を批判   おまけに「きょうのおすすめ」 

2007年12月20日

 放送法「改正」案について質問に立ちました。昨日、NHK経営委員会の2人の女性委員が記者会見し、古森重隆委員長の独断的なNHK会長選びを批判するという異例の事態が起きたこともあり、委員会室にはTV局各社のカメラが並びました。

 きょうの質問のポイントは、衆院での自民、民主、公明、国民の4党による法案修正で、NHKに対する政府の介入がいっそう強まる恐れがうまれたことの追及。昨年11月、当時の菅(すが)総務大臣が、NHKの国際放送で拉致問題を重点的に放送するよう「命令」したことが、放送の自由、番組編集の自由の侵害にあたるのではないかと大きな問題になりました。そういうこともあり、政府は今回の放送法「改正」で、33条の「命令することができる」を「要請することができる」に変更したのです。

 しかし、「命令」を「要請」に変えたところで、菅・前総務大臣が行ったような放送内容の個別具体的な指定ができなくなるわけではないことを、増田総務大臣は私の質問に対する答弁で認めました。そこで、4党の修正案提案者(衆院議員)は、総務大臣が要請できる放送事項を「国の重要政策」「国の重要事項」などに「限定」したと胸を張るのですが、では「国の重要政策」を判断するのはだれか問うと、「総務大臣です」との答え。これでは「限定」どころか総務大臣にフリーハンドを与えるだけです。「オブラートに包んで毒を飲ませるようなものだ」と厳しく指摘しましたが、修正案提案者の山口俊一議員(自民)からも原口一博議員(民主)からも一切反論はありませんでした。

 「時の人」となったNHK経営委員会の古森委員長にも質問。政府や軍部の宣伝の通路となった戦前の放送の痛苦の教訓から、@政府から独立し、A国民・視聴者の代表としてNHKを管理・監督、するために経営委員会が設置されたことを確認したうえで、NHK会長の選任は国民・視聴者にオープンな形で行うよう求めました。

 質問のあと、新年あいさつの原稿執筆、行政書士政治連盟から業法改正の説明聴取など。和歌山県かつらぎ町議会の東芝議員から、旧花園村にある郵貯銀行ATMの存続をもとめる決議が全会一致で採択されたとの連絡。阪神・淡路大震災の被災者支援運動でともにがんばったHさんから「NHKBS放送の小田実さんの追悼番組に山下さんもでてたよ」と連絡。明日(21日、午後2時)再放送されるとのこと。うれしい知らせが続きました。


【きょうのおすすめ】 聞かせてよ愛の言葉を/佐々木秀実

photo 先日、NHKの朝ドラ「ちりとてちん」を観ていたら、ラストの悲しい場面で心にしみる曲が流れてきました。女性のゆったりしたフランス語の歌声とひかえめなピアノが奏でるシャンソンです。大阪の落語の物語にシャンソンをもってくるとは!しかもそれがものすごく合っている!すぐNHKに問い合わせ、音楽事務所に注文しておいたCDがきょう届きました。いいです。夜、静かに聴くと癒されます。

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