朝、大阪発の高速バスに乗って淡路島へ。淡路市、洲本市、南あわじ市と宣伝カーで縦断。イカナゴとちりめん漁が盛んな育波（いくは）漁協前でおこなった街頭演説には度肝を抜かれました。

じつは同漁協の前組合長Ｍ氏は、今回の参院選で自民党の比例代表から出馬を予定している人物。先日、浜坂漁協の組合長と懇談した際にも、ハチマキ姿のＭ氏のポスターが事務所玄関に貼られていました。出身漁協ですから事務所にはさぞかしたくさんポスターが貼られているのだろうなと思いきや、1枚もないではありませんか。同行してくれた田村いくお淡路市議によると、組合の使途不明金をめぐり、Ｍ氏ら前幹部は退陣に追い込まれたとのこと。組合員にはそのことへ怒りが渦巻いているようです。

さらに驚いたのは、あらかじめビラでお知らせした演説時刻になると、漁師やそのおかあちゃんたちがぞろぞろと集まってくれたこと。その数なんと50人！「みんな田村さんのファンや」と漁師のオヤジさん。なるほど田村さんの演説には節目節目で「そうや」の掛け声と拍手が起こります。

次いでマイクを握った私の話も、皆さんうなづきながら真剣に聞いてくれました。庶民大増税や憲法問題とともに、「瀬戸内のきれいな海を守ろう」「船の燃料高騰への支援を」「のり養殖に大打撃となる水道料金の値上げ反対」などを訴え、最後の「ハチマキは巻いてないけど漁民の心を国政に届けます」には大きな笑いと拍手が。

感激でした。一人一人にお礼の握手。赤茶色に日焼けした漁師たちから「あんた話がうまい」「ワシらもがんばるけん、がんばってや」との激励とともに、前組合長と前組合長を候補者にした自民党への批判も次々だされました。支持基盤の崩壊を、業界代表の候補者擁立で繕おうという自民党の参院選戦略は、どうやら裏目に出る可能性も強いようです。

議員や党支部の皆さんとともに、党員や「しんぶん赤旗」読者も増やすことができ、夜には懇談会ももて、とっても充実した淡路行でした。高速バスとＪＲを乗り継いで帰宅は１１時。お疲れ様。

この記事の写真は、田村さんが撮影した写真をホームページから許可を得て拝借しました。ありがとうございました。