宝塚市、伊丹市で活動。まず、党阪神北地区委員会で西中委員長より両市議選の情勢についてレクチャー。その後、宝塚市のたぶち静子前市議と街頭宣伝。夕方、阪急伊丹駅頭で上原ひでき、かしば優美、中村孝之、ひさ村真知子の各市議が勢ぞろいして街頭演説会。夜、近畿ブロックの林副所長と後半戦の応援の入り方について打ち合わせ。

　いっせい地方選挙の後半戦は、それぞれの市政における党議員団の役割を語らなければなりません。どこに行くか直前に決まり、だいたい前日に資料を受け取り、それを読みこなして演説を考えるという作業が１回１回必要です。でも、ビラなどの文書だけではどこに力点を置いていいのか分からない場合も少なくありません。きょうのように、現地の責任者から直接、住民の要求や運動、各党の態度などを教えてもらえると、確信を持ってしゃべれるのでありがたいです。

　宝塚市は、前市長がパチンコ業者から高級車をもらう汚職で逮捕、現市長も税金未納や公用車の公私混同な使用が批判にさらされ、市議会では、自民、公明、民主、保守系無所属の議員がお手盛りで議員報酬を引き上げるなど、市民の暮らしや気分とあまりにもズレた市政となっています。前市長の汚職を綿密な調査で暴露追及した党市議団の値打ちが光っています。

　伊丹市は、住民運動と党議員団の奮闘で、数々の実績があります。障害者「自立支援」法による負担増に対し、市独自の利用料支援、小規模作業所の利用料無料化、事業所の収入減への補填までされていると聞いてびっくり。現在、国保税引き下げ、保育所民営化反対の大きな運動が起こっています。４人全員勝利で実現させてほしいと訴えました。　

　伊丹市には、イラクにも派遣された自衛隊の駐屯地があります。改憲手続法の緊迫した情勢にも触れなければなりません。国会の笠井亮議員室に電話して最新の情勢をききました。与党は明日、委員会での採決を強行し、今週中に衆院を通過させる構えを崩していない模様です。イラクから帰還した陸上自衛隊の制服組幹部が「イラクで犠牲者が出なかったのは憲法のおかげ。憲法９条は変えないほうがいいと思います」と発言していることも紹介し、海外で戦争する国づくりにストップをかけようと呼びかけました。

　伊丹駅前ではバス待ちの人など、たくさんの方が演説に足を止め耳を傾けてくれました。手ごたえありです。