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市田質問に拍手 旭区市議補選で”地殻変動”? 大阪市会で芦原病院借金チャラ議案が「否決」!

2006年10月13日

 すばらしい質問でした。参院予算委員会での日本共産党・市田忠義書記局長の質問です。日本の大企業の生産現場が、非人間的な派遣・請負労働で支えられている実態をリアルかつ全面的に告発しました。そして、「偽装請負」など違法状態を解消するとともに、人間らしく働くルールの確立を提起しました。安倍首相も「厳格に対応していかなくてはいけない」と答弁せざるを得ませんでした。この間、松下プラズマの「偽装請負」の実態を調査し、青年たちのたたかいに連帯してきた私にとって、まさに”わが意を得たり”の質問でした。見逃した方はぜひ日本共産党中央委員会のHPでご覧ください。

photo 午後は、いよいよ大ヅメの大阪市旭区の市議補欠選挙(15日投票、定数1)の応援。姫野浄前党大阪市議団長、やながせ精元大阪府議とともに10数ヵ所で街頭演説を行いました。どの場所でも、住宅から、お店から出てくる方、自転車を止めて聴く方があります。しかも、はじめから手を振るのではなく、じっと最後まで演説を聴いたうえで拍手してくれるのです。つまり、もともとの党支持者ではない方々なのです。駆け寄ると、「ようわかった」と握手してくれた方が、地域の自民党の幹部だった方だったりするから驚きです。これは”地殻変動”が起こりつつあるのかもしれません。

 夜、旭区で大西ひろみ候補とともに演説会。私は「大西さんが選挙に出たとたんに世界が激動し始めました」と笑いを誘いながら、北朝鮮の核実験、日中・日韓首脳会談をどう見るか、それぞれについての日本共産党の立場と役割についてお話しました。北朝鮮の核実験に対し、日本共産党はただちに志位委員長がきびしく抗議するとともに、@国際社会が一致協力して対応すること、A問題を平和的・外交的に解決すること、の2つの原則が大事だと提起しました。その後の国会質疑で、安倍首相も「その点は共産党と同じ考え」と表明し、衆参両院の国会決議には「国際社会が結束した外交を展開し、平和的な解決を模索すべきである」との文言が盛り込まれました。

photo これは非常に重要です。ある新聞は社説で「日本も核武装せよ」と書き、自民党のある議員は「敵基地攻撃能力の保有を検討せよ」と首相に迫りました。これらは、北朝鮮の核保有を反射的に認めることになる議論であり、まっしぐらに戦争へと突き進む議論です。また、国際社会の一致した対応を乱す議論です。こうした飛び跳ねた議論が出始めているだけに、首相や国会決議に、国際社会の一致協力、平和的・外交的な解決の重要性を認めさせたことは大変大事な意味をもつと思います。

 さて、演説会ではわたし孝一大阪市議が大阪市会のホットな話を紹介してくれました。きょうの市会本会議で、市当局が提案した「芦原病院への138億円の債権放棄」案件が全会一致で「否決」されたというのです。旧同和地区にある一民間病院にすぎない芦原病院に、大阪市はこれまで300億円もの財政支援をしてきました。そのうち138億円は貸付だったのですが、それが返済不能になったのでチャラにしようという提案であり、まさに大阪市の乱脈な同和行政の典型でした。

 これまでならどんな乱脈な同和予算であっても当局の提案に、自民、公明、民主など日本共産党以外の「オール与党」の会派は黙って「賛成」してきたのですが、今回はそうはいかなくなりました。日本共産党議員団が、芦原病院の不正経理の実態を暴露し、債権放棄に道理なしとの論陣を張ったからです。たとえば、芦原病院への財政支援の大きな部分に「医療機器の購入」がありました。しかし、その決算書を調べると、高額な医療機器がメーカーの定価以上の高値で購入されるという通常ではありえない事態になっていることがわかりました(西淀病院で事務長を務めた経験もある北山良三市議が発見しました。さすがです)。

 片端からメーカーに電話で確認したところ、「うちはそんな高値で納品していません」とか「うちはそもそも芦原病院には納品していません」などという驚くべき回答がありました。芦原病院はウソの決算書をつくっていたということです。こうした事実を示した議会での追及に、大阪市当局は答弁不能となり、マスメディアも大きく報道しました。そして今回、当局の無責任な債権放棄案が、全会一致で否決されたのです。自民党の代表は、「市長不信任という意味ではないが…」とわざわざ討論で述べながら反対したそうです。

photo 日本共産党を代表して討論に立ったわたし孝一さんは、「関市長の責任もまぬかれない。市長は、保険局長時代、助役時代、市長時代と、芦原病院への貸付を決済してきた。138億円の貸付のうち53億円は市長も直接責任を負う貸付だ」と指摘、芦原病院の不正経理を徹底検証するための100条調査委員会を議会に儲け、歴代の市長、市幹部、芦原病院関係者に弁償させるべきだと提起しました。きわめてまっとうな提起です。しかし、自民、公明、民主の各派はなんにも言わずに100条委員会設置の議案に反対しました。こういう党の議員がいくら増えても、同和のムダづかいにメスを入れることは絶対にできません。(写真は、右からやながせただし元大阪府議、わたし孝一大阪市議、大西ひろみさん、私)

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