朝、JR京橋駅で、東西線から大阪環状線に乗り換えるために混雑するホームを歩いていると、私のかかとにコンコンとなにやら当たりました。振り返ると、視力障害者の方の杖でした。人ごみが滞留し、点字誘導ブロックのうえに私の足が止まっていたのです。
私が「天王寺方面ですか?」と声をかけると、「そうです」とのこと。「ではご一緒しましょう」と右ひじを差し出すと、その方は左手でつかみ、「ありがとうございます」。「通勤時は大変ですね」「はい、天王寺方面への誘導ブロックが大回りしていてわかりにくいんです」。見ると、東西線ホームから環状線天王寺方面ホームに上がる階段への誘導ブロックが3メートルほど大回りしていて、大阪方面ホームに向かうたくさんの人の波を横切って階段に向かわなければならなくなっています。これは視力障害者の方には大変でしょう。(写真は現場の様子。通勤時ではなく夜の時間帯です。黄色い誘導ブロックが遠回りしています。写真手前に大阪方面ホームがあり、通勤時は人がどっと向かいます。視力障害者がそれを2度横切るのは至難の業です)
一緒に階段を上がり、電車に乗って、椅子に座っていただくまで、案内させていただきました。「ありがとうございました」の一言がうれしいですね。駅のバリアフリー化は、実際に障害を持つ方の意見をよく取り入れながら進めなければならないと感じました。
きょうは、朝から夕方まで、党大阪府委員会の常任委員会に出席。今朝の「しんぶん赤旗」の「別刷り 学習・党活動のページ」に載った「いよいよ正念場――二つの全国選挙勝利を正面にすえて」という「主張」にもとづき討議を深めました。いっせい地方選挙まで6ヶ月、参院選まで9ヶ月に迫り、いまがまさに正念場。全支部全党員が、日本共産党の綱領路線に確信を深め、自覚的に活動していくことが、他党にない草の根のパワーを発揮して選挙で前進するカギです。そこに執念を燃やしてあたろうと意思統一しました。