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猛暑の中、東大阪で9回の街頭演説 きょうのポイントは民主党批判

2006年08月01日

photo 午後、東大阪へ。6日投票でたたかわれている大阪府会議員補欠選挙で、日本共産党のくち原まこと候補の応援です。猛暑の中、合わせて9回の街頭演説を行いました。宮原たけし、黒田まさ子、小林隆義の各府議、上原けんさく東大阪市議、秋月秀夫、塩田清人の両前市議、そして業者後援会の皆さんたちといっしょでした。お疲れ様でした。

 きょうも反応はいい。演説を終えると高層住宅の高いところから大きな拍手が返ってきたり、駅前でしばらく立ち止まって聞いてくれる人があったりしました。

 きょうのポイントは民主党批判です。こんどの府議補選での民主党候補や応援に入った国会議員の演説内容を見ると、どちらも住民税や国保料、介護保険料の大幅値上げをとりあげ、「小泉改革は最も弱い人に痛みを押し付けている」と批判しています。まるで、民主党が「弱いものいじめ」の小泉「改革」と対決しているかのように聞こえますが、ちょっと待ってほしい。究極の庶民大増税、弱いものいじめの消費税増税を主張している点では民主党も自民党と同じではありませんか。

 しかも、庶民大増税にくわえて、ホリエモンや村上某が、世間を欺いて”濡れ手で粟”のぼろ儲けをしていた、その村上ファンドに日銀総裁が1500万円も儲けさせてもらっていたなどの事件が合わさって、国民の怒りがパンパンに膨れ上がっているのです。この背景には、小泉首相らが「金融の規制緩和」と称して、村上ファンドみたいな、世間に隠れて株ころがしで儲けることができるような仕掛けをつくったことがあります。

photo 日本共産党は、貧しい者はますます貧しくなる、富める者はますます肥え太る、こんな政治は大間違いだと、小泉「構造改革」「規制緩和」に、一貫して真正面から対決してきた、ただひとつの党です。いま、弱い人の命と暮らしを守る、強い者の横暴勝手を抑える、「ルールある経済社会」をつくるためにがんばっています。(写真は、業者後援会の皆さんとの休憩タイム。サンドウィッチとコーヒーがおいしかった)

 村上ファンドの問題では、野党が力を合わせることがもちろん大事です。しかし、野党の中にも、村上ファンドから秘書や本人の給料を出してもらっていた国会議員がいることも明らかになりました。民主党の京都選出の参議院議員です。私たちは、こういう問題は自ら事実を明らかにしてケジメをつけなければ、野党として政府を追及する足場をなくしますよと率直に民主党にも指摘してきましたが、いまだにけじめはつけられていません。

 じつは、規制緩和の問題では、自民党以上に熱心なのが民主党です。「自民党のやり方では生ぬるい、民主党が政権についたら規制は全部なくす」と言ってきました。実際、雇用の規制緩和も、民主党が自民党といっしょになってすすめてきたものです(1999年、労働者派遣法を改悪し、派遣労働をほとんどすべての職種に拡大)。その結果、いま、多くの若者が正社員になれず、安上がりで使い捨てにされて苦しんでいるのです。

 先日、NHKスペシャルが「ワーキングプア」の問題を取り上げていました。働いても働いても豊かになれない、生活保護水準以下の収入しか得られない人が急増し、10世帯に1世帯にもなっていることが、生々しく告発されました。日本をこんな社会にしたおおもとにあるのが、「規制緩和」という名ですすめられた「人間らしく働くルール」の破壊です。小泉「改革」を、「格差拡大」「最も弱い人に痛み」と批判するのなら、民主党は、これまでの自らの立場に対する真剣な自己検討と反省が必要ではないでしょうか。

 だから、「弱いものいじめの政治はもうごめんだ」「格差を拡げるばっかりの政治は間違っている」という思いは、野党だったらどこに託しても生かされるということではないんです。小泉「構造改革」「規制緩和」に真正面から対決し、自民党政治を根本から転換するしっかりした方針を持つ「たしかな野党」、日本共産党に託していただいてこそ生きるんだということを訴えました。

 この視点は、秋の衆院補欠選挙、来年の参院選挙、いっせい地方選挙と、非常に重要な視点になってくると思います。この国の支配勢力(大企業・財界です)にとっては、自民党政治の危機が深刻になればなるほど、自民党政治の中身は変えずに、国民の批判の受け皿となる”第2自民党”の必要性が増してくるのです。マスメディアをフルに使った「二大政党」「政権交代」キャンペーンが強められるでしょう。

 しかし、政治の中身の変わらない「政権交代」よりも、アメリカ言いなり、大企業中心の自民党政治を変えるしっかりした方針を持ち、国民の苦難軽減のために草の根で奮闘する、日本共産党が伸びることの方が、国民にとってははるかに大事なんだということを、熱く熱く語っていきたいと思います。まずは、東大阪でたたかわれている府議補欠選挙です。

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