きょうから国会。TVで小泉首相の施政方針演説を聴きました。コイズミさん、ますます”自分の世界”に閉じこもってきた感じです。「小泉構造改革で、日本経済はよくなった」「改革を止めるな、との声にこたえたい」っていうけれど、どこのどなたのお声なのでしょうか？私が街を歩いてぶつかる声はだいぶ違います。
　
　「長生きしてもええことはない。はよお迎えに来てほしい」とつぶやく高齢者。「学校をでても就職がない。僕は社会から必要とされてないんでしょうか」と苦しむ若者。首相の耳にはこうした人々の声は届いていないのか、あるいは届いても「自己責任」で片付けているのか。でなければ、消費税増税や高齢者の医療費自己負担増など平気で打ち出せるはずがありません。

　外交のくだりもまさしく”小泉ワールド”でした。アジア外交の行きづまりでは靖国問題を「一部の問題」と矮小化して反省なし。イラクが大量破壊兵器を保有しているとした情報の「多くが誤りだった」と認めたブッシュ大統領の演説（昨年12月）については一言もありませんでした。いつまでも殻に閉じこもったままでは、世界から日本の友人がいなくなってしまうのではないかと心配になります。

　夕方、大阪駅前で宮本たけし前参院議員とともに街頭演説。首相の施政方針演説を批判しながら、日本共産党の日本改革の提案を紹介し、国民と力をあわせてたたかう決意を訴えました。寒いなか、通行人やドライバーの方がたくさん手を振ってくれるなど、たしかな手ごたえがありました。

　夜は豊中で党と後援会の新春のつどい。250人もの方が参加してくださり、ピアノと女性二重唱、ケイ･シュガーさんの弾き語りを楽しみました。私は、昨年の総選挙のお礼と”涙と笑い”の党大会の模様を報告。「人の心はお金で買える」といってはばからないホリエモンとは対照的な、あったかい人間集団、日本共産党をもっと大きく、とごあいさつさせていただきました。会場で3人の方が入党を決意してくださいました。