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日本共産党は近い将来必ず多数派になる――05年総選挙をたたかい終わって

2005年09月12日

 突然の解散・総選挙、猛暑の中の選挙戦でしたが、みなさんのご支援に支えられ、力いっぱいたたかいぬくことができました。ありがとうございました。

 結果は、私自身が国会に戻ることはかないませんでしたが、日本共産党は、現有9議席を守り抜くことができました。「小泉突風」が吹き荒れ、民主党が議席を大きく減らし、公明党も議席を後退させるなかで、日本共産党が得票数を伸ばし、議席を確保したことは大きい。過去4回の国政選挙(00年総選挙、01年参院選挙、03年総選挙、04年参院選挙)では、議席を減らし続けてきましたから、久方ぶりの踏ん張りです。次なるたたかいでの、あらたな前進につながる結果だと思います。

 いま、とてもさわやかな気分です。なぜなら、選挙戦最前線でのたたかいを通じて、日本共産党の綱領路線は、人々の心をとらえる力をもっている、近い将来、必ずや多数派になる、とあらためて確信をもったからです。

 たとえば、郵政民営化問題。多くの有権者は、なぜ民営化が必要か、よくわからないままだったと思います。そうした方々に、国民生活にとってどんな影響があるのか?なぜ百害あって一利なしの郵政民営化に小泉さんはこだわるのか?じつは、背景に、アメリカと日本の大銀行、生保会社の要求がある、という点までお話しすると、目からうろこでガッテンしてくれるのです。

 憲法改定問題もそうでした。日本とアジアの数多の人々の命が刻まれた憲法9条を、戦後、日本の軍隊が外国の人の命を一人も殺さなかった基礎にある憲法9条を、なぜ投げ捨てなければならないのか?いちばんの出所はアメリカ。9条が歯止めになって、イラクに派兵された自衛隊が水をつくる程度しかできない現状を変えよ、米軍といっしょに戦争できるようにせよと迫っている。そこがわかると強い憤りが返ってきます。

 そして年金問題。自民・公明の「抜本改革」も、民主党の「改革案」もいずれも、国民の負担を増やし(自民・公明は保険料アップ、民主は消費税アップ)、給付を減らすもの。なぜそんな案しか出てこないのか?両者とも、日本社会のなかでもっとも負担能力のある大企業・財界に、儲けに応じた負担を求めることができないから。ヨーロッパでは、企業の税金と社会保険料の負担が、日本よりうんと高いのに、財界からのひも付き献金に染まった政党ではそこに手をつけられない…。そこまで話すと、新鮮なナットクをしてくれます。

 小泉首相お得意の「劇場型政治」も、「自民か民主か」という「二大政党制づくり」も、国民の暮らしに根を持たない点は同じです。瞬間、瞬間で、国民の耳目を集めることはできても、決して長続きはしません。

 「どうして庶民の生活が悪くなる一方なのだろう?」「どうして若者や子どもたちを戦争にやるようなことばかりするんだろう?」――国民は、暮らしと政治の閉塞状況に、もっと深いところで答えを求めているように思います。そうした人々に、どんな問題の根本にも、財界・大企業中心、アメリカ言いなりという日本の政治と社会のゆがみがあること、そこにメスを入れないままではいくら「改革」を叫んでも、国民にとって明るい展望は出てこないないことを、ズバリ訴えることができるのが日本共産党です。

 今回の選挙で評判のよかった「たしかな野党が必要です」という訴えも、入り口は、庶民大増税と憲法改悪にキッパリ「反対」する党への共感ということかもしれませんが、そこにとどまらないで、いまの政治と社会の根本への批判と改革提案をもつ党への共感に発展していく”奥の深さ”を感じます。

 そう考えると、薄っぺらな「改革」の洪水に流されず、日本共産党の主張にあらたに共感してくださった方が、数十万の単位で生まれた(比例代表の得票数は、前回総選挙の459万票から、今回492万票へと増えました)ことは、街頭で若者たちの反応がよかったこととあわせ、日本社会の前途にとって明るい希望です。

 私は、1992年の参院選挙で比例代表候補として活動させてもらいました。ちょうどソ連崩壊の直後で、自民党議員などからは「日本共産党も10年したらなくなっている」などの激しい攻撃がかけられました。私たちは、それに真正面から立ち向かいました。そのときの手ごたえから、私は、「日本共産党の歴史と路線は多くの人々の心をとらえる力をもっている。この党は必ず前進する」と確信しました。そして、95年の参院選で私自身大阪選挙区で初当選させていただき、その後、96年衆院選、98年参院選と、日本共産党は国政選挙で連続して躍進したのです。

 主観的過ぎるかもしれませんが、今回の総選挙で、私がつかんだ確信は、92年の参院選のときの確信とよく似ています。今後の奮闘いかんでは、日本共産党へのあらたな期待と支持が大きくふくらむような気がします。そうした、日本共産党にとっても、日本社会にとっても、転機となる05年総選挙だったのではないか。だからでしょう、胸にバッチがつかなかった悔しさよりも、今後の展開に胸躍る気分になるのです。

 でも一番大事なことは、いまからのがんばりです。次のたたかいはもう始まっているのですから…。

 

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