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「たしかな野党」の意味は深かった… 志位、不破報告を聴いて

2005年08月20日

 心底から、総選挙での日本共産党前進の先頭に立つ決意が湧いてきました。昨夜(19日)、「総選挙全国決起集会」(党本部を会場に、CS衛星通信で全国360ヶ所に同時中継)での志位委員長、不破議長の報告を聴きました。

 私が思わず「深いなあ…」とうなったのが、「たしかな野党が必要です」という、今回の総選挙での日本共産党のキャッチフレーズのもつ意味です。

 このキャッチフレーズは、自民と民主、マスメディアが、「二大政党による政権選択選挙」などのキャンペーンを張るなかで、「日本共産党は政権には程遠いので野党で行く」「その方が有権者からみて大げさに思われなくてよい」というような、遠慮した、後ろ向きのキャッチフレーズではありません。

 まずなにより、自民と民主の「二大政党」が、”百害あって一利なし”の郵政民営化でも、”弱きをくじき、強きを助ける”「構造改革」でも、消費税増税とサラリーマン大増税の庶民大増税でも、日本を海外で戦争する国にする憲法改定でも、同じレールの上を同じ方向を向いて走っている。国民の暮らし壊し、憲法壊しを競い合っている。そんな状況に”待った”をかける力が要る。それは日本共産党しかない。この党をもっと大きくする必要がある――これは、私たちの思いというだけでなく、少なくない国民の気持ちでもあります。だから何も遠慮しなくていい。堂々と胸を張って、「いまこの国の政治には、たしかな野党が必要です」と訴えればいいのです。

 同時に、志位さん、不破さんの話でハッとさせられたのが、野党のときに、たしかな立場にたち、しっかりした仕事ができなければ、政権についても大したことはできない、という問題提起です。

 民主党はみずから「野党と呼ばないで」といっていますが、客観的には紛れもない野党です。だって政権についてないのですから。それなのに野党と呼ぶなという。考えてみるとこの党には野党としてのしっかりした足場がないのです。めざす政治の目標は自民党といっしょ。自分たちの方がもっとうまくやりますよというだけ。だから自民党と同じ基盤(日本経団連など財界です!)に売り込みに行く。この党が仮に政権を担ったとしても、政治の中身は変わらないということです。

 最近、民主党の岡田代表が「こんどの選挙は政権選択の選挙だ」と叫ぶときに必ず付け加える言葉があることにお気づきでしょうか?「これから3〜4年の日本の政治を誰に任せるかを決める選挙だ」というのです。はっきり言って志が小さすぎます。政権交代しても3、4年で結構、具合が悪くなったらまた自民党に政権を戻したらいいと、いまから言っているようなものです。自民党と民主党は、政治の中身はいっしょで、やり方が多少ちがうだけだということを、ご本人がいちばんよく知っているのでしょう。

photo 日本共産党はちがいます。いまの自民党政治のどこがまちがっているか、どう変えなければならないか、しっかりした展望を持っています。いまの自民党政治のゆきづまりの根本にあるのは、あまりにひどいアメリカいいなりと、大企業・財界の利益第一、というゆがみです。そこを大もとから改革するプログラムを持っているのが日本共産党です。だから野党のときも、自民党政治と真正面から対決できるし、政権についたなら、自民党政治の古い枠組みを打ち破り、国民に痛みを押し付けるだけのニセ「改革」とは異なる、国民にとって希望あるあたらしい政治の道を開くことができるのです。

 そう考えると、「たしかな野党が必要です」というキャッチフレーズは、今回限りのものではないことがわかります。この国の政治の未来は「たしかな野党」の前進の規模と速度にかかっていると言っていい。そういう大志をもって、目前の総選挙に全力であたりたいと思います。近い将来、「たしかな政権を担います」というキャッチフレーズをかかげてたたかうためにも…。

写真:キャラバン街頭演説の合間、最新の資料をもとに演説の推敲をする=8月22日、神戸市西区

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