日本共産党前参議院議員 山下よしき トップページへサイトマップ
記事検索
くらし応援 戦争NO! 山下よしき
原点・山下よしき

新しい政治の流れ
演説・論戦・講演
活動
活動記録
いつも現場に
総選挙2003
プロフィール
ごあいさつ
略歴
ご案内
事務所のご案内
リンク集
よしきからあなたへ

「小泉劇場」について考える

2005年08月11日

 いまや巷は、「小泉劇場」にくびったけ、という感じでしょうか。小泉首相は、郵政民営化法案に「反対」した自民党衆院議員に対し、今回の衆院選で「党として公認しない」だけでなく「対立候補を立てる」という行為に出ています。毎日のTV、新聞に新たな「刺客」が報じられ、「えげつないなあ」とか「当然やで」などの声とともに衆目を集めています。

 なるほどなと思いました。参議院で法案が否決されたときの首相の「笑み」の意味がこれでわかりました。間違いなくシナリオは出来ていたのでしょう。「否決・廃案」を逆手にとって、「衆院解散・総選挙」「造反者公認せず」「対立候補擁立」の流れを一気につくり、「郵政民営化=改革」「反対者=改革への抵抗勢力」、そして「首相の改革への強い決意」という”イメージ”をメディアを通じて国民のなかに植えつけるというシナリオが…。

 ひょっとしたら、首相は参院での「否決」を望んでいたのかもしれません。そう思わせるほど見事な手際でした。

 しかし、私は「ちょっと待った」といいたい!いまこの国は、首相が、国民の暮らしを放ったらかしにして、造反者に刺客を送り込むことに熱中しているような場合なのか!?

 年金だけでは生活できないお年寄りが増えています。リストラ、リストラで、職場を追われる働き盛りの労働者が増えいています。就職したくても仕事がない、能力を生かせない若者が増えています…。

 これこそ、小泉首相が進めてきた「構造改革」、”弱きは切り捨て、強きを助ける”政治の結果ではありませんか!こんな政治を続けていいのかが問われるべき選挙ではないのか!そして、深刻な国民の暮らしを、さらに痛めつける政治ではなく、サポートする政治へと前進させる選挙にしなければならないのではないか!?

 今朝の早朝宣伝(西淀川区・阪神姫島駅)でも、商店街での対話(淀川区)でも、私がそう話しかけるとみなさん「はっ」と我に返る感じです。「小泉劇場」の観劇は「面白い」かもしれませんが、それで暮らしの深刻さを消してはくれません。小泉首相の描いたシナリオどおりに選挙戦が展開する保証はありません。

 「構造改革」のスピードを競い合う自民党と民主党、そのどちらにでもくっつく公明党。どの党が伸びようが、どんな組み合わせになろうが、国民の暮らしは良くなりません。”弱いものいじめ”の競い合いに「待った」をかけるたしかな野党、日本共産党の出番です。

ぜひ、ご意見ご感想をお寄せください
ひとつ前のページに戻る
日本共産党 市田忠義 しんぶん赤旗
トップページへサイトマップ
Copyright (C) 2003-2006 YAMASHITA YOSHIKI All rights reserved.
本サイトの内容を無断で複写複製することはできません。